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創られた神話「クトゥルフ神話」とは?概要をご紹介!

クトゥルフ(BenduKiwi, 2006年7月30日)
クトゥルフ(BenduKiwi, 2006年7月30日)

小説や映画、ゲームから漫画・アニメに至るまで、いまやありとあらゆるメディアにクトゥルフ神話に関する物が登場しています。

ネクロノミコン、ニャルラトホテプ、名前を聞いたことがあっても元となったものをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

そんな人のために、クトゥルフ神話について解説させていただきます。

クトゥルフ神話の誕生

ラヴクラフト
ラヴクラフト(1915年)

1890年生まれの作家、ハワード・フィリップス・ラブクラフト。

彼の作品は「宇宙的恐怖」を取り扱ったSF要素を持ったホラー小説です。

24歳の時に文章添削業を行い、その中で知り合ったオーガスト・ダーレスらと交友関係を持ち、架空の地名、神、書物などの設定を共有することで一つの世界を創りあげます。

これが「宇宙的恐怖(コズミックホラー)」というジャンルの一大世界『クトゥルフ神話』の基礎となります。

ラブクラフト自身が既存の神話や伝承などを元に邪神や魔道書の設定を創造し、他の作家が自身の作品に登場させたり、逆にラブクラフトへの提案を行ったりして世界を広げ続けたのです。

本人の作品はパルプ・マガジンという大衆向けの雑誌に掲載され、読者からは好評を得ていました。

しかし、残念ながら低俗雑誌のオカルト作家ということで、地位は低いまま46歳で他界します。

生前に発売された単行本は『インスマウスの影』の1冊のみでした。

ラブクラフトの死後、作家であり友人でもあったダーレスは「アーカムハウス」という出版社を設立、ラブクラフトの作品を世に広めていきます。

そしてその傍らでラブクラフト達と共有していた設定をまとめ、現在知られている『クトゥルフ神話』の体系を作り上げたのでした。

クトゥルフ神話の魅力

クトゥルフ
クトゥルフ(うにょっく/脳痛男

ラブクラフトは人類を超えた存在として善悪の観念を取り入れず、絶対的な存在に対する恐怖と不安をテーマにしていました。

しかし、ダーレスはそこに「旧神」「旧支配者」という善悪関係と地水火風の四元素を組み込んだのです。

このため、クトゥルフ神話をラブクラフト神話、ダーレス神話と分けるファンも存在しています。

日本の小説やアニメなどの作品は、ダーレス神話を元に手を加えた物が大半を占めます。

宗教観を排除し、絶対的な恐怖の存在を示すものとしてクトゥルフ神話は非常に魅力的な存在です。

絶対的な存在の者を使役する、仲間にするという話の展開は登場人物を飾るものとして最高の素材となります。

そのため小物や脇役として登場させる作品が多く作られ、名前だけでも使われていれば「クトゥルフ関連」として認められることとなるのです。

そしてそこにオリジナルの神や支配者を入れても「クトゥルフ神話」として認められる、この自由度が多くの作品で取り上げられる大きな魅力となっています。

クトゥルフ? クトゥルー?

九頭龍、クトゥルフ
九頭龍(クトゥルフ)(douzen様画)

この二つは翻訳時の違いでしかありません。

ゲームでは英語の発音から「クトゥルフ」と書き起こし、小説を訳した物は「クトゥルー」と記載していることが多いです。

しかし、元々のスペル「Cthulhu」もラブクラフトの造語であるため、正しい発音というのが存在しません。

強いて言えば、生前のラブクラフトは「ka-thoo-loo」の音を「Cthulhu」に置き換えていたということなので、日本語の表記はどちらも違うことになってしまいます。

もっとも「人間では発音できない」という設定を持っていますので、気にするのは無意味なのです。

創生から90年ほどの新しい神話

旧支配者からではなく、作品『クトゥルフの呼び声』から名付けられた『クトゥルフ神話』は、それが執筆された年から90年になります。

神話としては非常に新しいものですが、創作物の世界観としてはこれほど長く使われているものはないでしょう。

今現在も世界中の様々なメディアのクリエイターに影響を与え、次々と新しい物が生み出されています。

それほど多くの人を魅了してやまないクトゥルフ神話。

足を踏み入れたが最後、恐怖と狂気に正気度は削られ、知らぬ間にあなたも虜にされるかもしれません。

まずはラブクラフト全集あたりから試されてみてはいかがですか?

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