Contents
- 1 アクトレイザー
- 2 悪魔城ドラキュラシリーズ
- 3 アサシン クリード オデッセイ(Assassin’s Creed Odyssey)
- 4 ヴァルキリープロファイル
- 5 エルシャダイ (El Shaddai: Ascension of the Metatron)
- 6 大神
- 7 大神伝〜小さき太陽〜
- 8 朧村正
- 9 俺の屍を越えてゆけ
- 10 神々の悪戯
- 11 久遠の絆
- 12 九龍妖魔學園紀
- 13 高機動幻想ガンパレード・マーチ
- 14 ゴッド・オブ・ウォー
- 15 ゴッド・オブ・ウォー(PS4版、2018年)
- 16 シャドウハーツ
- 17 真・女神転生
- 18 真・女神転生III-NOCTURNE
- 19 真・女神転生デビルサマナー
- 20 聖剣伝説3
- 21 世界樹の迷宮シリーズ
- 22 ソードアート・オンライン ロストソング
- 23 デビルサバイバー オーバークロック
- 24 刀剣乱舞
- 25 東方projectシリーズ
- 26 なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-
- 27 仁王
- 28 遙かなる時空の中で4
- 29 緋色の欠片
- 30 光神話 パルテナの鏡
- 31 ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡
- 32 ペルソナ3
- 33 ペルソナ5
- 34 マヨヒガ
- 35 無双OROCHI
- 36 モンスターファーム
- 37 Age of Mythology(エイジ オブ ミソロジー)
- 38 Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~
- 39 Fate/stay night
- 40 Fate/Grand Order
- 41 GOD WARS 日本神話大戦
- 42 Jotun(ヨトゥン ヴァルハラ版)
- 43 Okhlos
- 44 Princess Arthur
アクトレイザー
- ハード:スーパーファミコン、Wii
- ギリシア神話

悪魔城ドラキュラシリーズ
- ハード:ファミリーコンピュータ ディスクシステム、スーパーファミコン、PSなど多数
- 西洋の神話、伝承

吸血鬼ドラキュラ伯爵を倒すため、聖なる一族が代々ながきにわたり戦いを繰り広げる。
吸血鬼ドラキュラのみならず、吸血鬼カーミラ、死神デス、フランケンシュタイン、ケルベロス、メドゥーサなど、西洋神話に登場する悪しきものたち(モンスター)がふんだんに登場する。
吸血鬼伝説は、東欧地方の民間伝説から発した「ストリゴイ」という蘇り生者に災いをもたらす死者であり、現在でも死体に杭が打たれるも無罪とされるなど健在の迷信である。
ドラキュラは実在の東欧貴族ドラクル伯爵からきており、彼はオスマントルコを退けた現地の英雄である。
その見せしめの方法が敵を串刺しにするという見方によっては残酷なもののため串刺し候とよばれた。
この二つがむすびつき、ブラムストーカーの手によって世に広まったものが吸血鬼伝説の源流である。
アサシン クリード オデッセイ(Assassin’s Creed Odyssey)
- ハード:PlayStation4、Xbox One、Nintendo Switch、その他
- 北欧神話、ギリシア神話

ペロポネソス戦争が勃発中の古代ギリシャを舞台にしたアクションゲーム。
選択肢によって物語が分岐するプレイの自由度や、タイムスリップしたようなグラフィックの美麗さが魅力です。
ギリシャ神話をモチーフにしたクエストもあり、メデューサ、ミノタウロスなどの怪物が、主人公と対立する立場で登場します。
また、追加コンテンツではエリュシオン・冥府・アトランティスといった伝説の世界を旅する事ができます。
古代ギリシャ、そしてギリシャ神話の世界を追体験できる作品です。
ヴァルキリープロファイル
- ハード:PlayStation
- 北欧神話

最初は全く北欧神話に興味がありませんでしたが、主人公であるレナスを起点にさまよえる魂を化身にしていくという、それぞれのキャラクターのストーリーが魅力的で斬新でした。
また、アーリィやオーディン、スルトなど北欧神話のキャラクターも様々登場し、戦いを繰り広げていくことで北欧神話の登場人物にも興味がわきました。
アレンジが加えられており、マルチエンディングになっているところも好きな理由です。

本作は、主人公が死者の魂をラグナロクに備えて集め、育成をした後に戦士として天界へ送り込むという神話のヴァルキリーの役目そのものがゲームになっています。
大まかなゲーム概要だけでも心引かれるものがありますが、このゲームの素晴らしいところは、その死者それぞれに死ぬまでにあった出来事や心残りなことなど、物語が用意されているところです。
中には、キャラクター同士でリンクする物語が用意されているものもおり、単純に死者の収集→育成→天界送致ではないところが一番の魅力です。
何故、このキャラクターは死ななければならなかったのか。
死んでしまった今、彼らはどんな思いでいるのかを知ると、単純に育成して戦力として送り出すキャラクターではなく、一個人としてそこに存在を感じるようになります。
能力が今一つで、正直ゲーム進行上、パーティメンバーとしては弱いキャラクターでも彼らの死の物語を知ると思い入れをしてしまい、パーティに組み込むことすらあります。
そのくらい、キャラクター一人一人に対する物語の作り込みが素晴らしい作品です。
また、主人公のヴァルキリー自身も半人であることから、ヴァルキリーとなる前の人間であった頃の物語が用意されています。
こちらについてはマルチエンディングになっているので、たどり着いた結果によっては、あっさりした物語になることもあります。
しかし、いわゆる真エンディングに辿り着くと、自身の出自や神の存在に葛藤する姿が描かれており、実に味わい深い結末を迎えます。
単純な神話ベースのゲームというよりも、死を楔にした、死者の魂の物語となっている点が本作最大の魅力だと思います。

このゲームを通して北欧神話のヴァルキリーとはどういう存在なのかがプレイしてみて理解できました。
ゲーム中に死んでしまったキャラクターを導いて仲間にするというシステムは今までにないシステムで斬新でした。
また隠し要素の封印値も面白かったです。

北欧神話をベースに神々の戦争を描くゲームです。
連携を意識した戦闘システム、美しく描かれたグラフィック、そして主人公のレナスが関わる人々の物語が物悲しく切なく、そしてぐっと来て、遊びながらとても惹き込まれました。
物語では主人公であるヴァルキリー、神々の王オーディンやフレイ、フレイア、ロキなど、北欧神話の神々が多く登場するほか、アイテムとして「ニーベルングの指輪」や、神々の黄昏「ラグナロク」など、北欧神話の有名な部分が多く取り入れられていています。

魅力的なのは、命を落とした英雄たちの魂を集めていくプロセスが北欧神話ならではの幻想的な世界を堪能できることです。
コンボ技が華麗に決まった時は、爽快なシーンが垣間見れて、没頭しています。
エルシャダイ (El Shaddai: Ascension of the Metatron)
- ハード:PlayStation 3、Xbox 360
- 聖書、ヘブライ神話

聖書の中でも偽典や外典とされるエノクの書をベースにしており、新しい視点で楽しめました。
主役はイーノック(エノク)のはずですが、ルシフェルの存在感が強くルシフェルが主役のように錯覚してしまいます。
シリアスだけでなく、随所でコミカルな描かれ方がされており最後まで飽きないゲームです。
しかし開発途中でまだ描かれていない部分があることが残念。
ゲーム内でのキリスト教以前の神話としてのストーリーや、多くの天使について描かれている点が興味深かったです。
大神
- ハード:PlayStation 2、3、4、その他
- 日本神話

主人公が天照大神という、日本神話の代表と言える神ですが、可愛らしい狼の姿で描かれています。
スサノオのヤマタノオロチ退治をはじめ、コノハナノサクヤヒメ、トコヤミノスメラギなどの日本神話登場人物を知ることができます。
シリアスとコミカルのバランスが良く、神話という少し難しそうな題材にも、すんなりと入り込める作品です。

水墨画のようなタッチのCGで、筆で絵を描いて戦ったりします。
主人公は大神(天照大神)で、かぐや姫や一寸法師などの童話も関わってきます。
絵そのものは2Dなのに、3Dで作られた世界なのでよく動きます。
メインストーリーは感動ものですが、全体のノリは多少コメディで最後まで飽きさせません。
ネタバレを含みますが、数々の神話、アマテラス(神)の存在は人々の信仰心があって初めて強くなるということを、旅の絵師の一寸法師が教えてくれるところが感動しました。
人には見えない存在を絵に書いて見せることで、人々は信じることができるようになり、信じられることで大神は戦えるようになったのです。
神話の内容は薄かったかも知れませんが、身近に感じられるようになれるゲームです。

- ヤマタノオロチ退治がストーリーの軸になっているほか、主人公の白狼アマテラス、イザナギ、スサノオ、シラヌイなど、日本神話に出てくるキャラクターが多数登場する。
- 暗黒に包まれてしまったナカツクニに平和を取り戻すまでのストーリーが感動を与えてくれる。
- 筆調べというシステムが面白く、空中に筆で絵を描くことで不思議な力が使用でき、冒険の手助けをしてくれる。
- 水墨画のような独特の和風のグラフィックが素晴らしい。

日本神話を題材としたアクションロールプレイングゲームでなんと主人公の天照はどう見ても犬で相棒はノミにしか見えないイッスンという旅の絵師。
その旅先で色々な人や神と出会いながら雲に覆われた世界を救うお話。
このゲームの魅力はまず流れるBGMが素晴らしい所である。
特にラスボス戦に流れる曲は一度クリアした人であればずっと心に焼き付く名曲でこの曲を聞くためにまた最初から始める人も多いのではないだろうか。
世界観は日本の色々な話をモチーフにしてあるので、ヤマタノオロチとスサノオの神話やかぐや姫などの童話など一度は聞いたことのある話が入っていて、知っている人はもちろんこのゲームから日本神話に興味が出た人も多いと思う。

大神は日本神話の天照大神をモデルにした狼アマテラスが主人公のゲームです。
だけど見た目はまさかの日本犬。
イザナギ、ヤマタノオロチなど日本神話を知ってる人なら誰もが知ってる神や怪物たちが出てきます。
大神は筆しらべというシステムを使って、技を繰り出します。
実際にゲーム内で模様を筆で書くと技が繰り出す風情が素敵なのです。(なかなか難しいけど)
また、かぐや姫や雀のお宿、アイヌっぽいコロポックルなど、昔話に近いキャラクターもたくさん出てきます。
そして、1番はグラフィックの美しさ。
アマテラスが荒れ果てた地を美しい大地に戻すというストーリーの流れになっています。
美しい大地に戻る際は桜の花が満開になり……、この光景は実際に見るのが早いと思います。
あとアマテラスが非常に可愛い。わんこだから。
日本神話好きでわんこ好きな方にオススメです。

女性のイメージの強い天照大神の姿を、大神=オオカミという解釈で獣の姿にしてしまったのが凄いと思いました。
ゲーム自体も和風テイスト全開の素晴らしいデザインなのですが、ヤマタノオロチやイザナギなど日本神話でお馴染みの面々が登場しまくるので、神話好きな人だとテンション上がりまくります。

もうこれは日本のゲーム史上に残る大傑作だと思います。
日本神話を題材にしているのですが、その世界観はまさに日本の古代の世界を旅しているかのようで、出てくる主人公や脇役・妖怪も日本古来のものです。
しかも筆を使ってクリアしなければいけないシーンが出てくるなど、その操作性においても超独創的。
PS2で大ヒットして、PS4でも次のシリーズがゲーム化されました。
自分の中では5本の指に入るほどのベストゲームです。
やってない人はぜひ体験してほしい。
特にお子さんに体験してほしい世界ですね。日本古来の世界がわかります。

日本の妖怪や地域に根付いた神について知ることができました。
三種の神器を武器として扱うのが好きだと思い、なおかつ知識として知ることができ興味深かったです。
大剣士スサノオが伝説の英雄として取り上げられ、イザナギの子孫であり、剣の才能がないけれどヤマタノオロチを倒す際に覚醒するところが特に印象的でした。

基本的な設定は日本神話がモチーフとなっていて、日本人なら誰もが知る桃太郎や竹取物語などの世界を冒険できて楽しいです。
ヤマタノオロチの討伐に鉄剣が使われているのですが、それは製鉄技術の発達による人間の自然征服を表しているためと知り、とても勉強になりました。
大神伝〜小さき太陽〜
- ハード:ニンテンドーDS
- 日本神話

『大神』の続編にあたるゲームです。古代の日本をモデルとしており、神話上のキャラクターも多数登場します。
アマテラスの子・チビテラス(主人公)が可愛いのに加え、ゲームの内容も独特で面白いです。
スサノオとアマテラスがヤマタノオロチからナカツクニの地を救うなど、神話をもとにしたストーリーが展開されます。十二支なども登場します。
朧村正
- ハード:Wii、PlayStation Vita
- 日本の民話・伝承・妖怪・怪異譚

PS Vitaで発売されているARPGです。
タイトルに村正とくっついていますが、この時点で村正の異名、かつて”妖刀”と呼ばれ恐れられたエピソードが利用されており、実際に本編でも大きな意味を持っています。
他にも追加DLコンテンツとなりますが、鬼、女郎蜘蛛、白蛇神、児雷也豪傑譚などといった多様なお話が目白押し。
マニアックな箇所では、一地方のちょっとした民話でしかない『踊場の猫』までが物語に組み込まれており、日本周りの神話や妖怪といった、いわゆる民俗学に分類されるようなお話が大好きな人にとっては非常におすすめの作品となっています。
俺の屍を越えてゆけ
- ハード:PlayStation、PlayStation Portable、ゲームアーカイブス
- 日本の民話・伝承・妖怪・怪異譚

PSで発売されたゲームです。
ジャンルはRPG。PSPのアーカイブからが入手しやすいです。
このゲームで出てくるのは、かつて大江山を荒らし回ったとされる鬼の酒呑童子です。
冒頭で退治に向かった二人の夫婦は、一度は討伐したと思ったものの、酒呑童子の卑劣な罠にかかり逆に返り討ちにあってしまいました。
さらにその夫婦の赤子には『短命の呪い』がかけられてしまい、長くとも二年と生きられなくなってしまいます。
ですが神々は一計を案じ、この赤子と神を交神させることで、次の世代に強さを繋いでいくことが出来るようにします。
こうして酒呑童子討伐のために、何世代にも渡って死と生まれを連綿と繰り返す一族が生まれました。
つまりこれは次に命を繋げて、前に進んでゆくことをテーマとしたゲームなのです。
酒呑童子討伐のために、まさに「俺の屍を越えてゆけ」というわけですね。
タイトルの意味がわかると思わずグッと来ます。
基幹部分はベーシックなRPGですが、ゲームの世界観に沿った独自のシステムが数多く盛り込まれており、飽きさせない作りになっています。
「交神システム」ということで、非常に多くの神様や、敵役には妖怪が出てきます。
そういったものを覚えるのにはとても役立ってくれるでしょう。

別名人間ダビスタとも呼ばれる世代交代RPG。
様々な日本の神様108柱と交配することで一族を強くしていくと言う作品。
出てくる神様も多種多様で、元ネタになった神様や仏様、そこからのもじりなどを考察するだけでワクワクが止まらなくなる一本。
神々の悪戯
- ハード:PlayStation Portable、Vita
- ギリシア神話、北欧神話、日本神話、エジプト神話の神々

世界のメジャーな神話オールスターズ!と言ってもよいほど、各国の神話から神々が出演しています。
キャラクターの「苗字」として設定されている単語が面白く、ハデスであれば「アイドネウス」という、ギリシャ神話におけるハデスの別名が付与されていたり、ロキには「レーヴァテイン」という、ロキゆかりの武器の名前がつけられています。
調べてゆくと至る所に神話ゆかりの固有名詞が見つけられ、面白い作品でした。
久遠の絆
- ハード:PlayStation、ドリームキャスト、PlayStation 2など
- 関連する神話/伝承:日本神話・竹取物語・吉原炎上・妖怪・安倍晴明

ある日、転校してきたひとりの美少女――高原万葉との出会いによって、主人公は奇特な運命に巻き込まれる。
現代日本、平安、元禄、幕末――。
自らに課せられた前世の使命。
記憶の中のタイムトラベル。
いくつもの時代を重ね、乗り越え、美しくも悲恋を繰り返していく……。
主人公は愛する者のために剣を握り、あやかしたちとの戦いに挑む。
日本神話をベースにしたヴィジュアルノベルです。
平安時代はかぐや姫をベースにしたお話で流れが進みます。
陰陽師でお馴染みの安倍晴明や芦屋道満などが登場し、鵺や餓鬼などの妖怪も出てきます。
元禄編は吉原炎上、幕末は新選組をモチーフにしたキャラクターが登場し、ライターさんの膨大な考察と知識量により描かれた、質の高いシナリオが味わえます。
九龍妖魔學園紀
- ハード:PlayStation 2
- 日本神話

トレジャーハンターの主人公が、学園の地下ピラミッドに潜り事件を解決しながら、様々なキャラクターと仲間になっていく過程が面白いです。
地下ピラミッドの謎が日本神話のストーリーに沿って展開していくので、ゲームを進めていくと日本神話の面白さもわかるようになっています。
高機動幻想ガンパレード・マーチ
- ハード:PlayStation、ゲームアーカイブス
- インド神話、ギリシャ神話

個性的なキャラクターが多く、恋愛要素あり、バトル要素ありの、色々な楽しみ方ができるところが魅力的なゲームです。
人類をおびやかす敵として、ナーガやスキュラなど、神話に関係する精霊などが登場します。
ゴッド・オブ・ウォー
- ハード:PlayStation 2、3
- ギリシャ神話

アレスやポセイドン、アテネといったギリシャ神話に出てくる神々とタイタン族との戦いを描き出しているゲーム。
アクション性が高く迫力があるボス戦やギミックも魅力的です。
ストーリーが神話と上手に絡ませてあり、パンドラの箱や神々の王であるゼウスとクロノスとの親子関係などが興味深かったです。

ギリシャ神話を題材にしているアクションゲームというのは唯一無二な感じがします。
実際に、アレスやヒュドラといったギリシャ神話を代表する神々や怪物たち(超デカい)と戦えるのですが、大迫力で素晴らしかったですね。
ゴッド・オブ・ウォー(PS4版、2018年)
- ハード:PlayStation 4
- 北欧神話

北欧神話を題材にしたアクションゲームです。
ロキやトール、オーディンなど北欧神話の神をベースにしたキャラクターが登場するのが特徴です。
クレイトスが使う斧によるア派手なクションが特長で、敵をなぎ倒す爽快感が楽しいです。
また、謎解きや探索も程よいバランスで達成感があります。
シャドウハーツ
- ハード:PlayStation 2
- クトゥルフ神話

第一次世界大戦前後の時代を舞台にしており、「生と死」が作品に通底するテーマ。
クトゥルフの要素が色濃くでる部分がホラー(グロ)の要素となるため、苦手な人にはおすすめできない。
なによりも魅力なのが、ストーリー。
大作ではできない自由なキャラクター造形とシナリオは、史実に基づく部分と相まってリアリティと空想が絶妙な具合で混ざり合う。
コメディとシリアスのバランスの良さもすばらしく、ひとつの物語としての完成度が高い。
真・女神転生
- ハード:スーパーファミコン
- 世界中の神話/伝承

世界中の神話/伝承に登場する神々や英雄、怪物が「悪魔」として登場し、彼らを「仲魔」にして戦えるのがとにかく面白いです。
ロウとカオスというプレイヤーのプレイ傾向とも言うべき概念があり、自分の行動により唯一神の側に立つか、悪魔の側に立つか、それとも第3の中庸の道を進むか、という分岐があるのも画期的で面白いです。

日本神話やギリシア神話の神々など有名なものだけでなく、クリシュナなどインド神話の神々も登場し、しかも彼らを仲間にしてパーティに編成することが出来ます。
登場する神々・英雄・怪物の中には聞いたことの珍しいものも多く、神話や伝承に関するマニアックな知識をつけることもできます。
真・女神転生III-NOCTURNE
- ハード:PlayStation 2
- 日本神話、インド神話など世界のあらゆる神々

多種多様な神々が出てきて、それを合体させて新たな神を作るのが楽しい。
特に日本神話の神々は人型のものが多く、スキルがそれぞれの神話にある程度関係した能力になっていたり、ヴィジュアルが神話に沿ったものになっていて楽しめる。
例えば、タケミナカタやタケミカヅチは雷系のスキルを覚え、アマテラスは太陽光が後ろから照らしているようなヴィジュアルである。

有名なギリシア神話に限らず、インドや日本など世界中の神々が登場するので勉強になります。
また仲間にして連れて歩き、一緒に戦闘できるのは最大の魅力です。
真・女神転生3はストーリーも善悪を考えさせる内容で大人向きなのもよかったです。
真・女神転生デビルサマナー
- ハード:セガサターン、PlayStation Portable(PSP)
- ギリシア神話、北欧神話、インド、日本神話など世界中の神話や伝承

女神転生シリーズといえば、世界中の宗教や伝承をモチーフにして画期的な作品を作ることで知られていますが、記憶が正しければ、フランス救国の聖女ことジャンヌ・ダルクがアトラス作品に登場したのは、真・女神転生デビルサマナーが最初じゃないかと思います(といっても全作プレイしていないため確証はありません)。
ジャンヌ・ダルクを仲魔(女神転生シリーズでは「仲間」をこのように表記します)にできる!と意気込んでプレイし、スクカジャ・スクンダ・デカジャを忘れて二時間近くラスボスと戦った記憶は懐かしいです(必須ですよ!)。
意味もなくトールハンマー作ったりしたのに……ギリメカラおるやん……。
まあ、でも物語は結構シビアで、主人公を庇った葛葉キョウジが早速死んじゃいます。
んでその人の身体に魂が入って、葛葉キョウジとしてデビルサマナー(悪魔召喚士)として戦います。
出だしといい自分の親には門前払いされる(相手には胡散臭い探偵ことキョウジに映ってます。髪型をなぜか変えてトシちゃんみたいにしてるため尚更か?)いやあ、メガテンだわ。
兵庫県神戸市や横浜を舞台モデルにした、との説もあります。
となると中華街とか図書館とかテレビ局とか地下道とか、果ては県庁まで色々なところを探索するわけです。
これがその「都市」を調査しているような感覚で、非常に心地いい。
立ち入れないところに入れるという、何か悪いことしているような感覚は、ハマればクセになるでしょう。
余談ではありますがドラマにもなったくらいらしいです。
再現できたのか、オリジナルなのか未確認ですが、たまたま観たOPで、なぜ主人公がアギを使えるのかわかりませんでした……。
僕はPSPでプレイしたのですが、全体的に漂う都会感とその横にぴったり寄り添う胡散臭さが非常にマッチして楽しめました。
もう悪魔との会話が楽しいのなんのって!
これセガサターンでこんなにバリエーションあったの?ってくらいスタッフさん、気合入ってます。
さて、このゲームではある人(「パーティーいかなあかんねーん」とか言いそうな松本〇志)と戦って勝つと、「造魔」って仲魔が手に入るのです。
これを育ててあるレベルで悪魔合体をすると、凄く強い仲間が手に入るのですよ。
ええ、きっと多くの方はヨシツネ様に行かれたかと思います。
八艘飛び、いいですよね。
でも、僕はジャンヌ・ダルクにしました。
ちなみにジャンヌ・ダルクの方がちょっとレベルは高いです。
レベル固定制のゲームですが、そんなに無茶なレベル差は感じませんでした。
じゃあ、何で選んだか?
はい、愛ですね。フランス救った乙女やん。
神の声聴いてその神の教えに従う宗教に異端扱いされて焼かれるなんて、可哀想すぎるやん!
純愛くらいあってもええやん!ってくらい思っちゃって、自由にスキルを変えられるようになった作品では火炎反射か火炎吸収をつけさせるくらいです。
それを知り合いのメガテニストに言ったら「立派なメガテニストですよ」と言われました(笑)。
どっかがジル・ド・レ出しましたが、あれも大体合ってます、っていうくらい、メガテンプレイして好きなキャラについて調べれば思えます。
違和感ないです、F〇Oのジル・ド・レは。うん。
て、まあ、そのジャンヌちゃんに常世の祈りで回復してもらいながらパートナーのレイ・レイホウがメギドラぶっ放してラスボスは倒したんですけれども、この後の選択肢でのレイ・レイホウの言葉がじーんと来るんです。
テキスト三行もないのに。良い、エンディングでした。
と、まあ、「ジャンヌ・ダルクをジャンヌ・ダルクを仲魔にできる最初のメガテン」としてプレイしたわけですが、道中には様々な悪魔(妖怪とか妖精とか神とか色々です)と会話したり合体で造ったりして、仲魔の説明とか見て知った気になって他のゲームでの差異とか見て愉しんだりもできます。
神話や伝承などを扱うゲームといえば、アトラスの女神転生シリーズは外せないです。
元々原作小説がイザナげふんげふん……。
と、まあ、つらつら書きつらねていきましたが、女神転生シリーズやっていれば、そこらの人より神話などに詳しくなれるだけでなく、愛着が沸き、仲魔が欲しいと思い、気が付けば世のなかの事件や事象を斜に構えて見る癖がつくかもしれません。
僕はジャンヌ・ダルクの本買いまくって、某宗教(隠す必要もないけど念のため)嫌いになりました。
それくらい価値観に影響を与える作品なので、お気を付け下さい。
もし、手に取ってハマったあなたには、敬愛の意味を込めて「コンゴトモ、ヨロシク……」
聖剣伝説3
- ハード:スーパーファミコン
- 北欧神話

まだスクウェアエニックスでなくスクウェアだった時代、聖剣伝説3というゲームがありました。
シリーズとしてはその名の通り3作目、1番聖剣伝説というタイトルが輝いていた時代かと思います。
スーパーファミコンというハードのスペックを最大限に発揮した、美麗なグラフィックや不思議な音楽が心に残っている方も多いでしょう。
このゲームは簡単にいうと、「マナ」という、世界を満たしている不思議な力を邪悪な敵から守れ、という割と王道なお話です。
マナという力、マナの剣、マナの女神といったこの世界独特の宗教観のもと展開されていきます。
6人のキャラクターから主人公を1人選び、旅の仲間を2人選ぶというシステムで、選ぶ主人公や仲間によってシナリオが変わるため、ハマった人は何回もプレイしたと思います。
私が個人的に気に入っていたのは武器や防具の名前、そして主人公たちのクラスの名前です。
6人の主人公達にはそれぞれクラスというものが設定されており、ある程度レベルを上げていくと光のクラス・闇のクラスを選択できるようになります。
一度クラスチェンジをした後は、またしばらくレベルを上げていくとさらにもう一段階、光闇それぞれ踏み込んだクラスチェンジが行えます。
クラスチェンジをしたキャラクターは強くなるので、冒険を進める上ではほぼ必須です。
グラフィックも変わって必殺技も派手になるので、見た目も楽しい。
同じキャラクターでも最終的には4パターンあるので、前述した主人公によりシナリオが変わるシステムとあいまって何回プレイしたかわかりません。
それぞれクラスには名前がついていて、ある程度RPGに慣れている人にはわかりやすい名前も多いのですが、主人公のひとり「リース」のクラス名は、一見すると当時の自分には何だかわからないクラス名も多く、リースが好きだった私は自然と辞書や図書館などで調べることが多くなりました。
リースのクラスは「アマゾネス」から始まり、光に進めば「ワルキューレ」、闇に進めば「ルーンメイデン」。
もうこの段階で横文字といえば英語しか知らない私にはよくわからない。
英語の辞書にアマゾネスとメイデンは載っていたので何となくはわかったのですが、ワルキューレやらルーンやらがよくわからない。
さらにクラスチェンジすれば、光は「ヴァナディース」か「スターランサー」、闇なら「ドラゴンマスター」か「フェンリルナイト」。
スターランサーやドラゴンマスターはともかく、他2つがまったくわからない。
攻略本を手に入れ、ワルキューレの綴りがvalkyrieだとわかったので改めて辞書を引くと、どうやら北欧神話に出てくる戦士らしい。
そこからは図書館に行って北欧神話に関する本を探して読み漁りました。
神話といえばギリシャ神話くらいしか知らなかった私には中々新鮮な話も多く、特に「黄金が世界各地で採れるのは、行方不明の夫を探す女神フレイアの涙が落ちたから」という話が印象的でした。
リースのクラス名や使えるようになる召喚魔法、装備品は北欧神話から取り入れているものが多く、北欧神話を知れば知るほど、ゲーム中ニヤリとすることも増えました。
元ネタを知る楽しみを知った、私にとってはそんなゲームでした。
世界樹の迷宮シリーズ
- ハード:ニンテンドーDS、3DS
- 北欧神話、世界樹、終末思想、クトゥルフ神話など

アトラスから発売されている大人気のダンジョンRPGシリーズ。
単純に「世界樹」と言われると北欧神話中心に様々な神話に関わるキーワードだが、本作はそこに様々なSF要素や神話的な内容が含まれている。
特にシリーズ3作目である「星海の来訪者」はクトゥルフ神話好きにはたまらない内容
ソードアート・オンライン ロストソング
- ハード:PlayStation 4、3、PlayStation Vita、Microsoft Windows
- 関連する神話/伝承:北欧神話とその神々

好きな部分は、ズバリ自分の最も好きな声優の1人である悠木碧さんが出ている点。
また、本作に登場するロキは、バルドルを殺害した動機である「他人の幸福そうな感じが不愉快だ」という性根がゲームオリジナルヒロインに対しても容赦なく発露されています。
デビルサバイバー オーバークロック
- ハード:ニンテンドー3DS
- ギリシア神話、北欧神話、インド、日本神話など世界中の神話や伝承

各神話の神、悪魔、天使などが登場して覇権を競う姿を見ることができます。
生き残るために神、悪魔などの性格、弱点を知っていくことが重要だという所がとても好きです。
北欧神話のバルドルという神様はあらゆるものに対して傷つかないという能力があるのですが、唯一ヤドリギに対してだけはその力が効かないということを知ることができました。
刀剣乱舞
- ハード:ブラウザゲーム
- 日本神話、伝承、舞台

実在した日本刀をイケメンキャラクターに擬人化した大人気ゲーム。
三日月宗近、小狐丸というメインの刀剣をつくった三条という刀鍛冶には、稲荷明神のエピソードがからんでいます。
時の天皇、一条帝が夢で三条宗近という刀鍛冶に剣を打たせよとのお告げを受けます。
三条は自信がなく、相槌を振るう弟子がいないため断ろうとします。
しかし、近所の合槌稲荷神社があったため祈願したところ、稲荷明神の狐が化けた男が現れ、その合槌でともに打ち上げたために名刀ができたという伝承があります。
東方projectシリーズ
- ハード:PCゲーム
- 日本神話、西洋、中国の伝承や妖怪

このゲームはシューティングゲームです。
いくつかの主人公機の中から一人をセレクトし、ラストステージのBOSSを倒せばそこでクリアという、ゲームシステムとしては非常にシンプルなものです。
ですがこのシリーズは20年以上にも渡って制作されており、今なお続編が作られ続けているという、同人ゲーム界において間違いなく金字塔作品の一つです。
人気の秘訣は、何と言ってもその個性的で魅力に溢れた登場人物たち。
何とも言えない軽妙洒脱な会話の応酬に、受け手による多種多様な考察の余白性。
そして今に至るまで膨大なまでに積み重ねられ続けた深い世界観にあります。
実はゲーム内本編では、そこまで多くの詳細な設定が解説されるわけではありません。
ですが小出しにされる情報が、逆にプレイヤーたちの想像力の翼を大きく刺激したのです。
僅かな情報から想像力で補完され制作された二次創作群の数は、仮に一生を費やしたとしてもその全てを把握し、消費し切ることは到底不可能でしょう。
つまりはそれほど多くの人々を魅了したということです。
もちろん今からでも始めるのに遅いなどということはありません。
シューティングが苦手な方用に、きちんとEASYモードも完備されています。
それでもクリアが出来ないという方は、最悪関連書籍を読むだけでもOKです。
ここまで幅広く神話民話伝承の全てを網羅した作品は、私はちょっとこれ以上のものを存じ上げません。
好きな人には最高のコンテンツとなり得る可能性すらありますので、まずは興味本位でもいいので体験版を手にとってみる事から初めてみるのはいかがでしょう。
気がつけば後戻り出来ぬほどに、どっぷりハマってしまうかも?

種類としては主にシューティングゲームですが、同人ゲームでありつつもクオリティの高いBGMやキャラクターの多さが魅力です。
また歴史の長さと創作の活発さも売りです。
制作陣のスタンスも今作は日本神話中心だったが次回作は中国の伝承を基にしよう、といったように一つにこだわらず多分野にわたって舞台を繰り広げてくれるため、プレイする側としても全く飽きがきません。
たとえば八咫烏については、日本のみならず大陸のほうでも同様に太陽信仰のモチーフとなっているというのを新しく知ることができ、印象に残っています。
なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-
- ハード:PCゲーム/アプリ
- 仏教

十三仏や阿修羅など、耳にしたことはあっても実際にはよく知らない仏教の仏たちを題材にしており、自然と何を司る仏神なのかを覚えることができる。
十二神将や薬師三尊なども網羅しており、基本的な性格や持ち物などを把握することが可能。
仁王
- ハード:PlayStation 4
- 日本の妖怪

戦国時代を題材にしたアクションゲームです。
ぬりかべや烏天狗等、日本の妖怪がたくさん出てきます。
ゲーム内で「妖怪図説」という図鑑システムがあり、登場した妖怪の詳しい解説を読むことができて面白いです。
この解説が本当に充実していて、妖怪に詳しい人もそうでない人も両方が満足できるものになっていると思います。

仁王は戦国時代を舞台にしたファンタジーゲームです。
主人公を含む登場人物は、全て実在したと言われている歴史上の人物をデフォルメしたキャラクターであり、敵は日本を代表する妖怪をモチーフにしたデザインをしています。
特に敵キャラクターの作り込みの繊細さや妖怪の醜悪さや冷徹さが事細かに表現されており、解説やバックグラウンドなども敵を倒すごとに展開されていく所が好きです。
遙かなる時空の中で4
- ハード:PS2、Wii、PSP
- 日本神話

中つ国、常世、豊葦原といった単語が随所に用いられる日本神話ベースの世界観で、古代中国の四神・龍神思想が融合した独特の雰囲気が魅力的。
土蜘蛛など、日本神話の中でもややマイナーな存在も作中には登場し、被差別民としてその名を覚えることができる。
四神や五行思想に関してもシリーズを通して語られており、知識として頭の中に入ってくる。
緋色の欠片
- ハード:PlayStation3、Vita、その他
- 日本神話

日本神話の世界観をベースに独自の設定を多く用いつつ、和風伝奇物語として完成されたストーリーを作り上げているところが良い。
本作における玉依姫とは神の名前でもあり、かつ「カミの依り代」という語としても使われ、これは実際の神道におけるタマヨリビメと全く同じ用法であると言える。
また、登場キャラクターの一人は日本神話の海幸山幸伝説における海幸の子孫とされており、この伝承についても知ることができる。
光神話 パルテナの鏡
- ハード:ディスクシステム (FCD)、ゲームボーイアドバンスなど
- ギリシア神話

主人公のピットが敵を倒しながら進んでいくアクションゲームで、色々な個性的なキャラクターが登場する部分、神話感を感じることも出来る部分が面白い作品です。
主人公が助ける女神のパルテナというキャラクター設定の由来がパルテノン神殿と、戦争と知恵の女神アテナから考えられた事や、ボスとしてメデューサ等が出てくる事などから、ギリシャ神話を知る事が出来るゲームです。
ヘラクレスの栄光2 タイタンの滅亡
- ハード:ファミリーコンピュータ
- ギリシア神話

ギリシャ神話の時代と設定をかなり細かく再現した世界観のRPG(町の名前もアテネやらスパルタ、魔法も「アクア」などギリシャ語になっている等)。
神話の神様や英雄も続々と登場。
ギリシャ神話好きなら楽しく旅ができる世界なのですが、シナリオ上、「あっ!」と驚く、大どんでん返しが発生します。
- 途中で戦っていた中ボスの正体は実は〇〇で、
- 敵だと思って戦っていた相手は〇〇で、
- ということは、まさかラスボスはあいつってことか?!と思っていたら、「やっぱりお前かー!」となったところで最終戦
という感じとなりましょうか。
これ以上、何を言ってもネタバレになってしまいます、、、!
スーパーファミコン時代の懐かしいRPGですが、「物語が根底からひっくり返る」シナリオの衝撃度ではゲーム史上でも随一のレベルではないでしょうか?
マイナー作品と思いますが、何らかの形で絶対に復刻してほしいとの願いを込めて、レビューさせていただきます!
ペルソナ3
- ハード:PlayStation 2、PlayStation Portable
- ギリシア神話、北欧神話、日本神話など世界中の神話

女神転生シリーズのペルソナシリーズの中で、主人公キャラの自由度(行動、キャラ親密度等)が高く、ストーリーもゲーム性も非常に面白かった。
スサノオはもちろんのこと、岳羽ゆかりのペルソナ「イオ」について、最終的に「イシス」へ覚醒する点は神話と関係づけられてて、興味深かったです。

主人公たちの使用するペルソナという能力が、ギリシャ神話などの伝承を基にした名前が付けられています。
そのペルソナの名称にまつわる伝承とキャラクターの境遇がリンクしていて、物語に奥深さを与えています。

ペルソナと呼ばれる自分の分身で戦闘をすることができる。
ペルソナの持つ特殊能力が題材になった神々に関係のあるものであるところが好きです。
例えばインド神話の水の精アプサラスならば水の魔法が使えます。
召喚できたペルソナは図鑑で詳しい解説を見ることができ、様々な神について知ることができます。
ペルソナ5
- ハード:PlayStation 2、PlayStation Portable
- ギリシア神話、北欧神話、日本神話など世界中の神話

現実世界(近代の日本)で様々なジャンルの神話の生物や神々を仲間にして、ストーリーを進めていく所がいいです。
今の話と神話が合体しているようでワクワクします。
仲間にした悪魔が、どのような神話に出てくるか?それを調べるという楽しさもあります。
マヨヒガ
- ハード:PCフリーゲーム
- 日本の民話・伝承

フリーゲームです。「Vector」というサイトから無料でダウンロードできますので、誰でも入手出来ます。
ただしRPGツクール2000製ですので、遊ぶには少しだけそのための下準備が必要です。
「迷い家」。
奥深い山中にあるその場所に訪れた者には、富や幸福をもたらすとされた伝承がモチーフとなっています。
柳田国男の遠野物語にも載っているので、結構有名なお話かもしれません。
迷い家には様々な宝があり、その中からいくつか持ち出しても良いこととなっています。
ただし欲をかきすぎると、結局何も手に入れることができなかったり、逆に不幸が訪れてしまうという説もあります。
人の持つ強欲を戒めるための訓戒が、いつしかこのような話として形に残ったのかもしれません。
さて前置きはこのくらいにいたしまして、ゲーム部分に言及いたしましょう。
ジャンルは探索型のアドベンチャーゲームです。
ふと布団から目覚めた少女が、気がつけば広大な屋敷に一人で取り残されており、様々な謎を解きながらその屋敷から脱出を目指すゲームです。
和風ゴシックホラーとでもいいますか、突如脅かすような表現は存在しないのですが、とても広い屋敷の中をか弱い少女一人きりで彷徨わねばならない状況はとても心寂しく、幼かった頃に夜道を一人きりで歩かねばならないような、そんな薄暗いほのかな怖さがありました。
ようやく脱出できた時はホッとしたものです。
脱出ゲームは現在スマートフォンアプリで人気のジャンルですが、その元型とも言えるゲームかもしれません。
今プレイしても十分面白いと思います。
温故知新ということで、触れてみるのはいかがでしょう。
無双OROCHI
- ハード:PlayStation 2、Xbox 360、PlayStation Portableなど
- 中国古代神話

日本の戦国武将と、中国三国時代の武将たちが一堂に会し、パラレルワールドで覇を競うゲームです。
ここに、なぜか「太公望」「だっき」「大蛇」といった伝説の存在が登場し、ストーリーを引っ掻き回す役どころになります。
条件次第で操作することもできます。
まず太公望は、史実では3000年前の中国・商周易姓革命時代の軍師です。
神話的には、封神演義という作品に登場する仙人です。
だっき(女旦 己〕も同じ時代、神話に登場する、「絶世の美女であり傾国の悪女」です。
神話では狐狸精という邪悪な妖怪の仙人です。
大蛇は、日本の神話に登場する8つの首をもつ伝説の大蛇です。
氷川神社の大神である須佐之男命によって退治され、その剣は皇室の宝とされています。
モンスターファーム
- ハード:PlayStation
- 民間伝承、ユダヤ教の伝承など

モンスターファームはさまざまなモンスターを育てて、絆を深め、強くしていくことにやりがいを感じるゲームです。
登場するモンスターは民間伝承の妖精の一種であるピクシーや、ユダヤ教の伝承に登場する、動く泥人形であるゴーレムがモチーフとなっています。
Age of Mythology(エイジ オブ ミソロジー)
- ハード:PCゲーム
- ギリシア神話、その他世界中の神話/伝承

「Age of Mythology」はマイクロソフトから発売されたリアルタイムストラテジーゲーム。
ギリシア、エジプトや北欧といった世界の神々や神話に登場するモンスター等の力を借りて、敵対勢力に対抗していくゲームです。
主神として選択した神によって、恩恵が受けられるゴッドパワーやユニットの特性が変わってくるところが面白いです。
建築物も神話の時代に合わせたデザインとなっていて、世界観に没頭できます。
Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~
- ハード:PCゲーム
- キリスト教

いわゆる「中二病」にはたまらない軽妙な台詞回しや、格好いい詠唱などが光る名作のスピンオフ作品。
旧約聖書における「メトシェラ」という最も長寿であった人間をモチーフにしたキャラクターがおり、このメトシェラがキーパーソンとなっている。
また、作中でたびたびノアの箱舟に登場するノアの話題が出るなど、聖書由来のエピソードを知ることができる。
Fate/stay night
- ビジュアルノベル、その他多方面で展開中
- ケルト神話、その他世界中の神話/伝承

いわずと知れた大人気ゲーム。
ビジュアルノベルからはじまり、アニメやコミック、ゲームなど多方面で展開中の作品。
世界中の神話/伝承のキャラクターが登場しますが、私が好きなキャラはケルト神話のクーフーリンです。
クーフーリンは槍術とルーン魔術の使い手。
彼の持つ槍は名をゲイボルグと言い、一度放たれた槍は必ず相手の心臓を貫くという効果を持っています。
このような神話や伝承に登場する逸話が作品中にも登場するため、神話好きにはより楽しめる作品と言えます。
Fate/Grand Order
- ハード:スマホアプリ
- メソポタミア神話・ギリシャ神話・インド神話・日本神話など各種の神話

スマホゲーム売り上げトップを記録していた大人気ゲームです。
多くの神話・伝承・伝説・歴史上の人物をキャラクター化し、共に世界を救うために冒険をするという内容です。
このゲームの魅力は、各キャラクターの掘り下げや設定の濃さです。
たとえば古代メソポタミア神話の王であるギルガメッシュについて、彼が不老不死の霊草を求めるのは友であるエルキドゥの死が発端であること、その死は女神イシュタルの嫉妬・怒りが発端であることなどが理解できます。
各キャラクターに個性があることで、非常にわかりやすく楽しく神話の人間(神も含む)関係を知ることができました。
GOD WARS 日本神話大戦
- ハード:PlayStation 4、PlayStation Vita、Nintendo Switch
- 日本神話

日本神話をベースにしたキャラクターを操作してストーリーを進めていくタクティカルRPG。
戦略性とストーリーがうまく融合していて面白いです。
日本神話の世界を楽しみながら覚えることができます。
Jotun(ヨトゥン ヴァルハラ版)
- ハード:PS4(ダウンロード)
- ギリシア神話

準備の必要なボス戦とは別に軽く北欧神話の巨石文化などを主眼にしたミニパズルなどがあり、小さな空いた時間に遊ぶことができることが気に入っている。
冬の神トーラにまつわる「世界のかけら」を集めるパズルがあり、ヴァルハラの門について詳しくなることができる。
Okhlos
- ハード:PCゲーム
- ギリシア神話

steamで販売しているゲーム。セール時だと数百円。
プレイヤーは哲学者となって、乱行を重ねる神々に対して人々を扇動して暴動を起こし、神々を打倒する。
相手はオリュンポスの神々であり、普通の民衆では歯が立たない。
そのため、ギリシア神話に出てくる英雄たちを捕まえるか市場で調達し、その強力な力で相手を倒す。
ゲームオーバーになっても、引き継ぎ要素などがあるので何回も楽しめます。
Princess Arthur
- ハード:PSP
- アーサー王伝説(円卓の騎士)

円卓の騎士が網羅されているほか、義兄ケイとの関係も描写されており珍しい印象。
初陣に臨む等身大の少女の感情が上手く描かれているところが良かった。
アーサー王と円卓の騎士たち、基本的な彼らの立ち位置はこのゲームを通じて頭に入れることができる。
横スクロールのアクションパートとクリエイションモード(シミュレーション)パートに分かれている、当時としては珍しいゲームです。
クリエイションモードでは何もない大地を耕して畑を作り、文明を興していきます。
そのためにプレイヤーは神話をモチーフとした数々のエネミーを倒していくことになります。
ダンジョンごとに美しい画像やイメージぴったりの独特のBGMが戦う気持ちをかきたててくれますし、最後に完全な世界を創造できたときの達成感はとても大きいです。