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【メガテニストあるある?】仲魔ジャンヌ・ダルクに火炎反射を付ける編

女神転生シリーズのファンの皆様、「なかなか身近でメガテンの話をできる友人がいないんだよねー」なんて思ったこと、ないでしょうか?

筆者はあります。凄くあります。めっさあるっちゅーねん、正味な話(Dr.スリル風)。

そんなメガテニストに向けて、今回は私がメガテンをプレイする上でのこだわり(ジャンヌ・ダルク編)をご紹介します!

ただそれだけだと自己満足になってしまいますので、まずはメガテンを知らない人のために簡単に女神転生シリーズについて説明していきましょう。

すでにメガテニストの方も初めてメガテンに触れた感覚を思い出して、感慨にふけっていただければ幸いです。

まあ、仲魔にするつもりもない変な悪魔に、突然話しかけられたとでも思ってください。

女神転生シリーズとは

女神転生シリーズの特徴は、簡単に言うと「突如世界に悪魔がはびこり、その世界で悪魔と共に戦い抜くゲーム」です。

プレイヤーはこの悪魔を仲魔(仲間の意味)にし、秩序のある世界を目指すか、力こそ全ての世界を造るか、我が道を行くか、という選択を迫られます。

古今東西の宗教や神話、伝承をモチーフにしており、神や悪魔、妖怪、歴史上の人物と戦うことでゲームは進んでいきます。

メガテンの特徴的なシステムとして、「悪魔合体」があります。

その名のとおり悪魔同士を合体することで更に強い悪魔を造ることができるというものです。

このように、悪魔がはびこるダークな世界観や悪魔合体という独特なシステムに魅了される人多数のゲーム。それがメガテンです。

実際にあなた自身でプレイしてその魅力を感じ取ってもらいたいので、過剰な解説は避けることにしましょう。

さて次は、女神転生シリーズにとことんハマってしまうとどうなるか?という一例をご紹介します。

メガテニストのあなたなら、きっと「あるある」と思っていただけることでしょう。

仲魔に愛着が湧き、知らないうちに自分なりの楽しみ方をしてしまう

メガテニストなら、プレイしていくうちに愛着の湧いてしまった仲魔がいることでしょう。

メガテンを遊んだことがなくとも、他のゲームで「このキャラいいなあ!」と愛着がわいた経験はあると思います。

そういったキャラって、ついひいき目で大切にしてしまいますよね。

これ、メガテンでもあります。よくあります。

他のゲームと違いメガテンでは悪魔と会話できたり、自分で仲魔を造れたりします。

そのため、他ゲームよりも仲魔への愛情が高まってしまい、いつの間にかその仲魔を中心とした、自分なりの「こだわりプレイ」というものが確立してしまうのです。

例えば、仲魔のレベルが低くても合体素材にせずにずーっと一緒に旅をしたり、別のメガテンシリーズを遊んでも必ず同じ悪魔を仲魔にし、大切にしたりです。

戦力として役に立たない仲魔であっても、バッドステータス回復用にとっておく、ということもありますね。

最終的には神話や伝承を読みふけり、「もし日本にICBM落とされたらあの仲魔と乗り切ろう」などと、第三者に知られたら危険極まりない妄想をしだす……そんな方もいることでしょう。

このように、「メガテンでは絶対こうする!」という自分ルールを設けているメガテニストは少なくないと思います。

「そんなルールを設けるなんて、面倒じゃないの?」とお思いのあなた。そうではないのです。面倒とは思わないのです。楽しくてたまらないのです。そしていつの間にか、メガテンの虜になっているのです。

仲魔に愛着を抱いてしまうパターン2例

メガテンシリーズがなぜ世界中のプレイヤーを惹きつけるのか?

それは、メガテンが神話や伝承に忠実だからと言えます。

神話・伝承をモチーフにしたゲームはたくさんありますが、ここまで古今東西の神々や英雄を扱い、しかもそれらをしっかりと咀嚼しているゲームは稀です。

ただ忠実なだけではなく、男性器の形をしたキャラクターや首塚で有名なあの平将門公なども悪魔として登場しますし、それ以外にも宗教的に「こんなキャラ、本当に出していいの?」といった悪魔も登場します。(それが理由で、開発陣の方々は全国でお祓いしなければならなくなったり、海外では部分的に表記を変えたりしなければならなかったりしますが)

「それでも作りたい!」そんな開発陣の強い意志が感じられるゲーム、それがメガテンなのです。

さて、そんなメガテンシリーズだからこそ、プレイヤーはついつい仲魔に愛着を抱いてしまいます。

その代表的なパターンを2例ご紹介します。

その1:未知からのパターン

メガテンによって知らなかった神や悪魔などを知る→その神や悪魔などの知識をゲーム内で得る→それだけでは物足りず書物などを漁る→いつの間にか詳しくなっている→その神や悪魔がどんどん好きになってしまう→「これって、愛?」と胸キュンする→ハマってしまう

このような構図に心当たりはないでしょうか?

最初は「え?」と引いてしまったマーラ様に、いつの間にか「ご立派」とうっとりしている女性メガテニストも少なからずいますよね。

その2:既知からのパターン

既に好きな神や悪魔などがいる→メガテンで彼らを仲魔にできることを知る→プレイして世界観やイラストにゾクゾクする→仲魔として連れ添っているうちに、「好き」が「愛」になっている→君も立派なメガテニスト!

神話や伝承が土台にあるからこそ、このようなハマり方ができてしまうのです。

だからこそ、メガテニストは新作が出れば買ってプレイしてしまいますし、新作から入ったプレイヤーは過去作を漁っていく、というメガテンループが起こるのでしょう。

このような魅力的なゲームに「魂を乗っ取られた」プレイヤーの一人が筆者。

そんな私も少し変わったプレイスタイルを持っています。

ジャンヌ・ダルクには可能な限り『火炎反射』をつけていた

ほとんどの方がご存じのとおり、ジャンヌ・ダルクは無茶苦茶な裁判で「魔女」として火炙りにされました。

「神の声」を聴きフランスを救ったにもかかわらず、彼女の短い生涯は惨たらしいものでした。

※ジャンヌの史実については下記の記事に詳しくありますのでご参照ください。

百年戦争の英雄ジャンヌダルクは「当時の常識からはズレた乙女」だった

そんな彼女の史実に「あまりにも可哀想だ……」と常々思ってやまない筆者は、「二度とジャンヌを火炙りにさせたくない」との強い思いから、可能な限りスキル「火炎反射」を付けるわけです。

前述の通りジャンヌ・ダルクは火炙りにされたという史実があるため、ゲーム中ではデフォルトで「火炎に弱い」という特徴を持っています。

しかも『真・女神転生Ⅲ』からそれ以降のナンバリングタイトルでは、相手の弱点を突くと行動回数が一回増える「プレスターン・バトル制」が用いられています(『真・Ⅲ』ではジャンヌは仲魔にできませんが)。これは敵側も同じであり、弱点を突かれれば敵の行動回数が増えます。

つまり、ジャンヌがアギラオ(火炎魔法)を喰らってダメージを受けるだけでも胸が痛むのに、行動回数が増えた敵は何度も何度もアギラオを連発してくるのです。辛い。あまりにも辛い。場合によっては敵に「ニヤリ」と笑われたりもするもんだから、たまったもんじゃない。

そこで筆者は、「ジャンヌ・ダルクには火炎反射を付ける」ことをメガテンでの自分ルールにしているわけです。

しかし、これには大きな労力が必要となります。

合体事故は骨が折れる

『デビルサマナー』及び『ソウルハッカーズ』では、「造魔」という特殊な仲魔からジャンヌ・ダルクを造れます。

しかし、「火炎反射」というスキルはデフォルトでは持っていないため「ジャンヌ・ダルクに火炎反射」はできません。

それでも、この2作ではジャンヌ・ダルクは火炎が弱点ではなかったため幸運でした(おそらく「造魔」という特殊合体の性質からだと思います)。

スキルが比較的簡単に付け替えられるようになったのは、『真・Ⅲ』や『STRANGE JOURNEY』からです。しかし、これらは残念ながらジャンヌ・ダルクを仲魔にできません。

「ジャンヌ・ダルクに火炎反射を付ける」。これが可能になったのは『真Ⅳ』及び『真Ⅳ FINAL』ですね。

ただし、可能になったとはいえ、これがなかなか大変です。

『真Ⅳ』及び『真Ⅳ FINAL』でジャンヌ・ダルクを仲魔にするのは、悪魔合体で「合体事故」というものを起こさなければなりません。

合体事故の確率は、基本的に「1/64」の発生確率です。

メガテニストならご存知かと思いますが、合体事故を意図的に起こせる「コペルニクス」のような便利要素はありません。

この合体事故を意図的に起こすために、「外道」という種族の悪魔を死亡状態にし、主人公は風邪を引いた状態にする必要があります。

そして僅か数パーセントの確率のために電源をリセットしては悪魔合体をし、合体事故が起こるまでそれを繰り返すのです。

こんな形で呼び出されたジャンヌ・ダルクの心境を考えると複雑ですが、それも愛のため。

スライムが合体事故でできた時には思わず笑いながら電源を切りました。

しかも、不要なスキル習得を避けるために、合体素材となる悪魔は火炎反射と最低限のスキルしかつけていない。不憫なこと極まりない。筆者が魔女裁判をかけられてもおかしくないとさえ思います。

そんなことを二時間くらい行い、ようやく火炎反射付きのジャンヌ・ダルクが合体事故で作成できた時には、何事にもかえがたい喜びを覚えました。

スキル構成を見てはニヤリ、火炎の耐性が「反」になっているのを見てはニヤリ、と、傍目から見ると危ないヒトとなります。

その状態で唯一神にケンカを売ったりするのですから、いやはやすごいゲームです。

「そこまでするメリットはあるのか?」と問われても、これは損得ではないのです。そんなことをしなくてもクリアは可能です。

しかし、そういったこだわりをするプレイヤーが他のゲームより圧倒的に多いのがメガテンシリーズなのです。

さて、締めくくりとして、次項では、なぜメガテンユーザーが各々のこだわりを持って楽しくプレイしているのか、についてもう少し考察します。

おわりに:なぜメガテニストがこだわりを持つのか?

繰り返しになりますが、メガテンシリーズはダークな世界観と個性的な悪魔たち、そしてプレイヤーの選択肢次第で世界の結末が変わるという神話やオカルト好きにはたまらないゲームです。

その人気の一番の理由は、開発陣の「強いこだわり」があるからではないか、と筆者は考えています。

メガテンは神話や伝承に忠実で、なかには「こんなキャラクター出していいの?」と突っ込んでしまうような悪魔も登場しています。

そのせいか、ATLUSの開発陣は、メガテンを制作中に様々な怪奇現象を経験しているといわれるほどです。

そんな噂がでるほどの「強いこだわり」が世界中のユーザーを惹きつけて放さないのでしょう。

メガテンが神話や伝承を下地にした「強いこだわり」で制作されているため、プレイヤーにも「強いこだわり」が生まれ、メガテニストになってしまう。そういう構図があるのではないでしょうか。

それでは、より良いメガテンライフを!

ライター:ナナンカ

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