ロマンあふれる神話・伝承を電子書籍で。Amazon Kindleで販売中!

神同士の殴り合い!?対戦型デッキバトル、錬神のアストラルってどんなゲーム?

2019/11/14にリリースされたiOS/Android向け新感覚対戦型デッキバトル「錬神のアストラル」。

このゲームは、プレイヤーが神を錬成する能力を持った”錬神術師”となって、世界各国の神話や伝承に登場する神々を操り、ド派手な異宗派格闘バトルを繰り広げる対戦ゲームとなっている。

錬神のアストラルの世界観

まずは世界的ギタリスト、MIYAVIのご機嫌なナンバーに乗せて世界観が紹介されている、本ゲームの公式PV第一弾をご覧頂こう。

お分かり頂けただろうか?

最後に大量の東京タワーが降り注ぐブッ飛んだ状況に全てを持っていかれがちだが、舞台となるのは東京、ロンドン、パリの3都市。

それぞの都市には、スサノオ、キングアーサー、ルシファーといった、異なる神を最高神として掲げる錬神術師達のグループが存在する。

これらは東京シリーズ、ロンドンシリーズ等と呼ばれており、シリーズごとに扱える神々が異なり、その戦法にも違った特色があるようだ。

また、PVの中で度々繰り返されている、中二病炸裂の決めポーズにも注目したい。

彼ら術師達は、体のどこかに刻まれた2つの紋章を組み合わせて印を切る事で、信仰する神々を錬成しているようだ。

そして、錬成された神々は、合体を繰り返す事でより強く、そしてより大きく進化してゆく。

その進化の行き着く先が最高神の錬成となり、果ては大量の東京タワーを天から降り注がせるといった天変地異、究極錬成”アストラル・エンド”へと帰結する。

※戦闘動画(公式Twitter)

思わずどんな判断だ!?と突っ込みたくなる、この溢れんばかりの中二感こそ、このゲームの最大の特色と言えるだろう。

ちなみにソロモードでは、各シリーズの術師の1人となって、それぞれの掲げる最高神にまつわるシナリオを読み解きながら、対立する術師との疑似対人戦や、討伐戦と呼ばれるソロ専用のクエストに挑み、デッキを育成してゆく。

そしてこのゲームの醍醐味、対戦モードでは、プレイヤー達が育てた各シリーズのデッキを持ち寄り、国や宗派を越えた熱い神々のバトルが繰り広げられる。

モチーフとなっている実際の神話の中では神々の序列はあるものの、「じゃあスサノオとアーサーがガチンコで殴り合ったらどっちが勝つの?」といった、不敬ながらもロマン溢れる問いの答えが、このゲームで遂に明らかになるかもしれない。

東京シリーズの序盤のストーリー

本ゲームのチュートリアルから続いて始まる、東京シリーズの序盤のストーリーを紹介していこう。

日本各地から錬神術の才能ある人材を集め、各国の錬神術師に対抗しうるエリート術師の育成を目的とした、国家直属の機関、神奈備学園。

そこに突如として現れた、謎のカルト組織、御伽衆の襲撃事件から物語は幕を開ける。

主人公となるのは、御伽衆の襲撃で負傷した兄に代わり、神奈備学園に転入してきたちょっと冴えない高校生、須佐龍之介。

優秀だった兄へのコンプレックスや、クセの強い相棒との人間関係に悩みながらも、学園生活を送りながら事件を追ってゆくうちに、様々な仲間と出会いや戦いを通して事件の真相に迫りながら、徐々に錬神術師としての使命に目覚め、大きく成長してゆく姿が描かれる。

果たして、御伽衆とは何者なのか、そしてその目論見とは?

スサノオってどんな神?

東京シリーズの最高神として登場するスサノオ。

実際の日本神話に於いては、どのような神様なのか紹介しよう。

スサノオ(左)、クシナダヒメ(右)
スサノオ(wikipediaより)

古事記によると、根ノ堅洲国(黄泉の国)から戻ったイザナギが禊を行い、穢れを水で濯いだところ、両の目からアマテラスとツクヨミが、そして鼻からはスサノオが産まれたとされている。

何で顔洗っただけで神様生まれんねん!とツッコミたくなるが、日本神話では様々なシチュエーションから神様が湧いて出てくる。

何もない空間から突如生まれたり、斬り殺された死体や飛び散った血から生まれたり、海の向こうからドンブラコと流れ着いた神など、実に多彩な出生秘話を抱えているのだ。

天津罪と岩戸隠れ

さて、イザナギの鼻糞……もとい、鼻から生まれたスサノオであるが、これが少々問題児な神様で、高天原(天界)に於いて、それはそれはヤンチャの限りを尽くして暴れ回る。

お母さんに会いたいと泣き叫んでみたり、田畑を荒らして回ったり、姉であるアマテラスの祭殿の中でウ〇コしたり、生皮を剥いだ馬を放り込んだり…etc。

後にこれらスサノオの数々の蛮行は天津罪として纏められ、現代でも祝詞の中で語られている。正に神様の面汚し!

挙句、スサノオの暴れっぷりに恐れをなした姉のアマテラスは、岩戸の中に隠れてしまい、世界が暗闇に閉ざされてしまう。

困った神様達は、何とか引きこもりになってしまったアマテラスに外に出で来てもらおうと作戦を立て、一芝居打つ。

アメノウズメにお立ち台の上でストリップダンスをさせ、それを囲んで神様達が楽しそうにゲラゲラと大笑いするどんちゃん騒ぎをおっ始めたのだ。

何やら外がやけに騒がしい、と怪訝に思ったアマテラスが、そっと岩戸の隙間から様子をチラ見しようとした所、力自慢のタヂカラオがヒョイっと岩戸をブン取って、アマテラスは外に引き出され、再び世界に光が戻ってくる。

これがいわゆる岩戸隠れと呼ばれる事件で、この時のアメノウズメの裸踊りが御神楽の起源になったとされている。

wikipediaより

中津国での英雄譚

さて、話が少し逸れたが、結局スサノオは一連の粗暴を神々達に糾弾され、高天原を追放されて葦原ノ中津国(地上)に降り立つ事となる。

ここまで正直、スサノオはただのクソ野郎なのだが、中津国に降りたスサノオは少しは反省したのか、粗暴はなりを潜め、英雄譚が残されている。

それがヤマタノオロチの退治だ。

当時出雲で幅を効かせていた怪物・ヤマタノオロチは、年に一度、若い娘の生贄をみかじめ料として要求していた。

今年もクシナダヒメという、若く美しい女性が生贄として差し出される事になり、両親との最後の別れを惜しんで泣き合っていた。

そこを偶然通り掛かったスサノオは、クシナダヒメに一目惚れ。

食い気味に事情を聞き、娘との結婚を条件に怪物退治を買って出る。

見事ヤマタノオロチを討ち取ったスサノオは、オロチの尾の中から一振りの剣を見つけて取り出す。

これが草薙剣(天叢雲剣とも呼ばれる)であり、ゴメンナサイの印にアマテラスに献上されたその剣は、現在も尚、天皇家に伝わる三種の神器の1つとして遺されている。

またこの時のヤマタノオロチとの戦いが、後の剣道(剣術)の発祥であるとも云われている。

三種の神器(現物は非公開、画像は予想図)
三種の神器(現物は非公開、画像は予想図、wikipeidaより)

錬神のアストラルに於けるスサノオ達

いかがだっただろうか。

結局最後も動機はオンナやんけ、というスサノオ=クソ野郎説を拭いきれない感じは否めない。

しかし、暴れん坊だが腕は立つことは確か。

そんなスサノオを最高神と掲げる東京シリーズは、荒ぶる神を祀るに相応しい、力押しの脳筋プレイが得意なシリーズとなっているようだ。

攻撃力をアップするバフ系のスキルを豊富に取り揃え、力で相手をねじ伏せるアグレッシブな戦闘スタイル。

ちなみにスサノオを取り巻くアマテラスやイザナミ、アメノウズメ、タヂカラオといった神々も、しっかりゲーム中に登場し、東京シリーズの錬成ユニットとして活躍する。

尚、ロンドンシリーズはキングアーサーを最高神としているが、アーサー王伝説に関しては、本サイトでも詳しい特集記事が組まれているので、そちらを熟読しておくと、ロンドンのシナリオを読み解く鍵や、戦術の参考になるかもしれない。

アーサー王特集

【特集】アーサー王伝説のすべて

まとめ

さて、神々を使役して合体という要素……どこかで聞き覚えがある方も多いと思われる。

そう、メガテンやペルソナだ!

この錬神のアストラルは、シナリオ・脚本をペルソナシリーズを担当した里見直さんが担当している。

これは神話好きには堪らない仕上がりになっている事は間違いないだろう。

そして楽曲はキングダムハーツの下村陽子さん、オクトパストラベラーの西木康智さん、ゼノギアスの光田康典さんなどなど、超豪華アーティストが集結。

開発はMMO-RPGの金字塔、リネージュシリーズで知られるNC SOFTの日本法人NC JAPANと、天誅や侍道など個性的なゲーム開発に定評のあるアクワイアが行なっている。

神話好きだけでなく、ゲーマーをも唸らせる事必至の、オールスター製作陣が贈る新感覚対戦型デッキバトル「錬神のアストラル」。

冒頭で紹介したPVの中には、よく見るとどの国にも属さなそうなエキゾチックな風貌の術師も映り込んでいるのが見て取れる。

これはきっと、東京・ロンドン・パリ以外にも、異なる国や宗派のシリーズが今後続々と追加されてゆく事を暗示しているのだろう。

今後の展開にも期待の膨らむこの作品、ミスペディアンの皆様は要チェックだ!

※公式HP: https://renst.jp/index
※公式ツイッター: https://mobile.twitter.com/renst_jp

この記事をシェア


ロマンあふれる神話や伝承を電子書籍で

ゲームや漫画、映画など
エンタメ好きにも読んで欲しい
編集部厳選の神話・伝承を
Amazon kindleで格安販売中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です