Contents
- 1 朝霧の巫女
- 2 妖しのセレス
- 3 アリオン
- 4 アリーズ
- 5 イシス
- 6 イヴの眠り
- 7 うしおととら
- 8 王家の紋章
- 9 風の谷のナウシカ
- 10 神風怪盗ジャンヌ
- 11 かみちゃまかりん
- 12 孔雀王
- 13 黒執事
- 14 クリスタルドラゴン
- 15 ゴッドサイダー
- 16 コレットは死ぬことにした
- 17 金色のマビノギオン―アーサー王の妹姫―
- 18 最遊記シリーズ
- 19 西遊妖猿伝
- 20 3×3EYES
- 21 進撃の巨人
- 22 終末のワルキューレ
- 23 スプリガン
- 24 聖☆おにいさん
- 25 聖伝-RG VEDA-
- 26 聖闘士星矢
- 27 NARUTO
- 28 ノラガミ
- 29 ハーピー
- 30 日出処の天子
- 31 火の鳥
- 32 卑弥呼 -真説・邪馬台国伝-
- 33 伊藤潤二傑作集 10 フランケンシュタイン
- 34 ベルセルク
- 35 辺獄のシュヴェスタ
- 36 鬼灯の冷徹
- 37 封神演義
- 38 魔探偵ロキ
- 39 真夜中のオカルト公務員
- 40 ミイラの飼い方
- 41 夢幻伝説タカマガハラ
- 42 八雲立つ
- 43 よいこの太陽信仰
- 44 ラグナロック・ガイ
朝霧の巫女
- コミック
- 関連する神話/伝承:日本神話、古事記、日本書紀








































































妖しのセレス
- コミック(少女漫画)
- 関連する神話/伝承:天女伝説








































































主人公の妖は双子の妹として育ちますが、16歳の誕生日に自分が天女の血を引く者だと知ります。
そこから、体にはセレスと言う名の天女が乗り移り、力を持つようになります。
全国の天女伝説のある地を訪れるので、天女が全国にいたというロマンを感じます。
アリオン
- 関連する神話/伝承:ギリシア神話








































































ギリシャ神話に登場してくる人物たち、ストーリーの中ではティターン神族とされているが、彼らの血なまぐさい権力闘争や貞操観念のなさ、残酷さ、我欲の強さに抱いていたイメージが180度回転しました。
あらためて、この神話の真実を調べてしまったほど、ギリシャ神話に関心を持つようになりました。








































































小学生の時に始めて見た時は、人間関係などわからず、「なんて暗い話なんだ!」「ギリシア神話の話なのにアポロンが主人公じゃない!」と思った記憶があります。
その後ギリシア神話にはまり、中学生になって読んだ本が、12星座の由来だけではなく、ゼウスの親殺しや、母親との関係などに触れられていて、再びアリオンを思い出しました。
それまでゼウス以降の神々の活躍する部分しか知らなかったのですが、土俗的で、隠喩的な創世神話からくるギリシア神話の世界を感じさせられた作品です。
そこから色々な神話にも興味がわき、本を読みましたが、どこの世界にも共通する創世の親子の関係に、驚いたことも覚えています。
世界の様々な神話の深みを知るきっかけになった作品です。








































































「アリオン」の主人公、アリオンは、ギリシア神話上では有名ではありませんが、作品上のアリオンの父、プロメテウスがとても魅力的に描かれています。
プロメテウスはギリシア神話において人類に火を与えた英雄で、「プロメテウスの火」を知ったのはこの「アリオン」がきっかけでした。
作品上のプロメテウスは、神々・ティターン族であるにもかかわらず、人類を支配するゼウスに反旗を翻した神として描かれています。
ギリシア神話が好きな方には是非、観ていただきたい作品です。
アリーズ
- 関連する神話/伝承:ギリシア神話








































































主人公の女子高生・亜理沙(ありさ)は占い師の母を持つ、明るく活発な女子高生。本人も占星術に非常に詳しい。
クラスメイトの男子・天野(あまの)とは犬猿の仲ながら、なぜか気になる存在。
じつは亜理沙と天野とは、ギリシャ神話の神々「ベルセフォネー」と「ハデス」の生まれ変わり。
神代では想い合いながら結ばれなかった悲劇のカップルだったのだ。
それが現代の高校生同士として転生。
しかし周囲には、2人の愛を阻むギリシャ神話の面々が多く転生していた……。
神代の記憶のない亜理沙は、天野に心惹かれるうちに自分がかつて「ベルセフォネー」であったことを思い出し始める。
2人の愛は現世で成就するのか。
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一般的にハデスは「冥界の王」と呼ばれ暗黒神として言い伝えられていますが、じつはもともとは邪悪な神などではなく、ゼウスやポセイドンと並ぶ聖なる神であった、とのこと。
冥界を仕切る王だからこそ恐れられているだけで、本当は悪者ではなかったことをこのコミックで知りました。
イシス
- コミック(山岸凉子 著)
- 関連する神話/伝承:エジプト神話








































































エジプト神話の中でも存在感のあるイシスが題材になっています。
伝承では、強大な魔力を持っていて息子ホルスの為なら何でもする母性的だけどちょっと怖い・・・と思わせる神様です。
しかし本作品に登場するイシスは、物静かで献身的だがその外見や魔力のせいで夫も含む周囲から疎まれています。
魔力を使って小さな生物から果ては夫を蘇らせるなど神話通りの事がありますが、そこに至るまでの経緯が切なくて読んでて胸が痛くなるお話でした。
そして何より、絵が耽美で素敵なのです!!
山岸さんは神話や伝承についての作品が多いので、神話や伝承が好きな方にはお勧めです!
イヴの眠り
- コミック
- 関連する神話/伝承:沖縄のキジムナー伝説








































































吉田秋生の漫画「YASHA-夜叉-」の続編。
超人的な知能と身体を持つ人工生命体の主人公が、双子の冷酷な兄弟との死闘の末、異質なものを温かく受け入れる沖縄の地に救われるお話です。
この超人的主人公の血を受け継いだ娘が、この続編漫画の中で沖縄の妖精(?)キジムナーに出会います。
キジムナーは小さな子供の姿をしており、カジュマルに住んでいて、澄んだ心の持ち主にしかその姿を見ることができません。
このキジムナーのおかげで危機を脱した主人公は、沖縄の神秘性や風土を深く愛し、普通の人間ではない自分を受け入れてくれるこの地で強く生きていくことにします。
キジムナーについてよく知らなかったのですが、この漫画によりどんな生き物なのか詳しく知ることができました。
神話をモチーフにしながら、前半は読みやすいように巫女と主人公の生活ストーリーになっているが、後半からはスサノオミコトの復活を阻止するかどうかという伝記プラス怪奇のはらはらストーリーとなっているところが面白い。