いろいろなものがあふれている現代ですので、家に一体くらい人形があるという方も多いのではないでしょうか?
ただ、人形というのは昔から念がこもりやすいと言われています。
実際に、中古の人形を購入する際にはいろいろと考えてしまう方も多いでしょう。
ここでは改めて念がこもりやすいといわれている人形についてご紹介していきたいと思います。
人形にまつわる怖い話は多い

日本には実にさまざまな怖い話があるのですが、その中でも人形にまつわるものというのはかなり多い傾向にあります。
例えば、日本人形です。
もともと日本人形というのはどこか独特な雰囲気を持っていることもあり、怖いイメージを持っているという方も多いでしょう。
勝手に髪が伸びていく日本人形が供養のためにお寺に納められていることもありますし、日本人形が勝手に動き出すという話もあります。
中には日本人形が夢に出てきて、何かを訴えかけてくるといった話もあります。
また、藁人形の怖い話も定番です。
藁人形というのはご存知のように丑の刻参りで使われるもので、呪術の道具のひとつと言えるでしょう。
実際に藁人形が打ち付けられているのを見たという方もいますし、今まさに藁人形を打ち付けているという現場に遭遇してしまったという方もいます。
さらに、ピエロの人形に関する怖い話も少なくありません。
ピエロというのは派手なメイクや衣装、そして滑稽なしぐさで人々を笑わせてくれるものです。
その背後に見え隠れする虚しさのようなものが怖い話にピッタリなのかもしれませんが、実際にピエロの人形を置くようになってから悪夢にうなされるになった、ピエロの人形が動き出したという方はいるのです。
このように改めて考えていくと、人形にまつわる怖い話というのは本当に多いのです。
供養のために納められている人形というのは、それこそ数えきれないほどです。
それだけ人形に対して何かを感じ取っている方がいるということの何よりの証拠です。
フィギュアにまつわる怖い話も
人形にもいろいろなものがありますが、最近ではアニメや漫画、ゲームに登場するキャラクターのフィギュアを持っている方も多いかと思います。
実はこのフィギュアにまつわる怖い話もあるのです。
ただ、フィギュアの怖い話というのは先ほどの日本人形や藁人形、ピエロの人形といったものとは毛色が異なります。
日本人形や藁人形、ピエロの人形というのは人形自体が恐怖の対象となっています。
実際に、恐怖を与えるような動きがあります。
しかしながら、フィギュアに関しては真逆と言えます。
というのも、フィギュアにまつわる怖い話ではフィギュアが怖い状況から救ってくれるのです。
例えば、金縛りに遭って動けない状態の中で何か怖ろしげなものが近づいてくる……「もうダメだ」と思ったときに大切にしていたフィギュアがその怖ろしげなものを撃退してくれるといった具合です。
もちろん、夢という可能性もゼロではないのですが、フィギュアを大切にしている方が同じような経験をしていると考えると夢という一言で片づけるのは難しいでしょう。
フィギュアにまつわる怖い話に関しては、フィギュアが何かを仕掛けてくるのではなく、フィギュアがヒーローのように助けてくれるのです。
これはとても興味深い傾向だと言えます。
怖い話ではありながらも、どこか笑えるような要素があるという部分が印象的です。
お祓いで人形(ヒトガタ)を使うことを考えれば納得
神社でのお祓いを受ける方も多いかと思うのですが、その際に人形(ヒトガタ)を使うことは多々あります。
人形(ヒトガタ)に名前を書いたり、息を吹きかけたりして自分の身代わりをなってもらいます。
言ってしまえば、人形(ヒトガタ)に悪いものを移すわけです。
それをお焚き上げすることで、自分の負を人形(ヒトガタ)に背負ってもらうのです。
このようなことが今でも当たり前におこなわれているということを考えれば、人形に念がこもりやすいというのも納得です。
それと同時に、人形にまつわる怖い話がたくさんあるのも当然という感じです。
まとめ
日本には人形にまつわる怖い話が本当にたくさんあります。
中には怖いだけではなく、笑ってしまうようなものもあるのですが、どちらにしても人形にはやはり念がこもりやすいようです。
その昔から使われてきた人形(ヒトガタ)の存在を考えても、人形にまつわる怖い話が多いのはある意味では自然なことなのかもしれません。
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