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【アーサー王伝説】ガラティーン

アーサー王
  • 種別:剣

アロンダイトよりは、各種文献に登場することの多い剣。実はこれもエクスカリバーの原型だといわれる。

ガラティーン

ガウェインの所有する剣。

マロリーの「アーサー王の死」にガラティーンという名が紹介されているのみで、それ以外の詳細がほとんど伝わっていない。

午前中は通常の3倍の力を発揮することができたというガウェイン本体と同じく、正午に最強となったともいわれている。

このガラティーンだが、湖の貴婦人によって鍛えられた剣であるとされる。

これは主君であるアーサーの剣エクスカリバーの由来と同じであり、この2振りの剣は兄弟剣であるとも、本来は同じものであったともいわれる。

ガウェインはケルト神話の英雄としての性格を濃厚に持った人物である。

ケルト神話最大の英雄であるクー・フーリンに擬せられる彼の剣が、「元祖エクスカリバー」であったとしても、別に不思議ではない。

クー・フーリンの武器であるゲイ・ボルグは、これまた「湖の貴婦人」に擬せられることのあるモルガン・ル・フェイの原型である女神スカアハから貰ったものであった。

ゲイ・ボルグは剣ではなく、槍であるが、それはこの場合致命的な意味の違いをもたらさない。

マロリーの物語をベースにしたアーサー王伝説においては、ガラティーンはエクスカリバー同様両刃の長剣、つまりブロードソードとして描かれることが多い。

しかし、ケルト起源であるなら、その形はもっとプリミティブな片刃の直刀として描いた方が、より「らしく」見えると思われる。

ちなみに、剣に名前を付けるのが流行したのは、「ローランの歌」などが作られた後の話で、それよりも起源の古いケルトのアーサー王伝説系の説話には、アーサーのもの以外で名前のある剣はほとんど登場しない。

名前があるように見えたとしても、それは1振りの剣の固有名詞ではなく、剣一般の名称としてのケースが多いのだ。

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