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【円卓の騎士】パーシヴァル

中世に描かれたパーシヴァル
中世に描かれたパーシヴァル
  • 種別:円卓の騎士
  • 親族関係:ペリノア王の息子

オリジナルの聖杯伝説の主人公。トリスタン同様、本来はアーサー王伝説とは別の体系に属する人物である。

本来の聖杯王「パーシヴァル」

聖杯の騎士。

マロリーの物語においては、聖杯の騎士の序列としてはガラハッドに次ぐ第2位だが、ガラハッドはボースともどもフランス系の説話の主役であるランスロットのコピーであるに過ぎない。

本来の聖杯伝説においては、パーシヴァルの方が「主役」だったのだ。

高貴な生まれであったパーシヴァルは幼時に父を失い、母の手によって育てられた。

母は父の命を奪った騎士の世界に息子を近づけないようにしたが、やがて15歳になったパーシヴァルは騎士になりたいと思い、アーサー王の宮廷へと向かう。

パーシヴァルは俗界との接触のないところで育てられたため、一般常識をほとんど知らない。

しかし誠実さは人一倍あるという「聖なる愚者」というキャラクターとして描かれている。

こうした基本性格を持っていたからこそ、他のすべての円卓の騎士が脱落した 「聖杯探索」を最後まで成し遂げることができたのである。

マロリーの物語においては、パーシヴァルは聖杯を得ることができず、聖杯を得て昇天するガラハッドを間近に見ることができたのみであった。

しかし、ワーグナーの楽劇「パルジファル」においては、最終的にパーシヴァルが聖杯および聖槍を得、新しい聖杯王になるところで物語が終わっている。

こちらが聖杯伝説のオリジナルの形により近い。

なお、マロリーの物語においては、「ガラハッドの次」のパーシヴァルと、本来の聖杯王の性格が別人格に分裂している。

聖杯王としてのパーシヴァルは「ペレス王」として登場している。

この王の娘がエレインであり、エレインとランスロットとの間に生まれた子がガラハッドである。

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