巨人やマンティコア!古代ギリシア人クテシアスのペルシア史とインド誌
古代ギリシアの人々にとって「インド」という地名は、よほど想像力をかきたてる地名だったようです。 「インドではこういう生活習慣がある」「インドにはこのような動物がいる」云々の話は強い好奇心をもって迎えられ、古代ギリシア人た...
古代ギリシアの人々にとって「インド」という地名は、よほど想像力をかきたてる地名だったようです。 「インドではこういう生活習慣がある」「インドにはこのような動物がいる」云々の話は強い好奇心をもって迎えられ、古代ギリシア人た...
このシリーズでは『プリニウスの博物誌』を読むことで、古代ローマに現れたこの希代の物知りおじさん(!)の魅力を追ってきました。 最終回の今回は、地震や火山噴火といった自然災害に対するプリニウスの情熱に満ちた知識欲に触れたい...
全37巻におよぶ『プリニウスの博物誌』を読み込みながら、古代ローマの文人プリニウスの奔放な想像力の魅力を追うこのシリーズ。 前回は彼が「陸と空の動物」を扱った章で、カトブレパスやらバシリスクやら、現代ファンタジーでもおな...
今回からは、『プリニウスの博物誌』の詳細なところを見ていきましょう。 全37巻という膨大な分量の中でも、特に面白いのは第8巻~第11巻の「動物」を扱った各巻でしょう。 ファンタジー好きの方ならば狂喜する、さまざまな「古代...
古代ローマの文人、プリニウスという人物のことをご存知でしょうか? 最近では漫画家のヤマザキマリさんが歴史漫画の主人公として取り上げ、それ以前には澁澤龍彦さんが『私のプリニウス』や『プリニウスと怪物たち』というエッセイ集で...
前回までで『プリニウスの博物誌』に溢れる空想や奇想の話を追ってきましたが、今度はプリニウスの「宇宙」像を追っていきましょう。 これほどの情熱をもって世界中の動植物や鉱物の情報を(アヤしい情報も含めて)大量にコレクションし...
前回までで、浩瀚かつ摩訶不思議な書物、プリニウスの『博物誌』の、動物に関する記述を追ってきました。 この書は、続いて「植物」をめぐる記載に入っていきます。 そこで我々も、今回はその「植物」の巻の記述を追ってみましょう。 ...
聖ヨハネ騎士団、ドイツ騎士団と並んで、「ヨーロッパ三大騎士団」のひとつに数えられる、テンプル騎士団。 騎士団そのものは14世紀にフランス王の陰謀によって壊滅させられてしまい、騎士団長は火刑に処されてしまいました。 ところ...
佐々成政(さっさなりまさ)は織田信長に仕えた戦国武将であり、富山城を居城にしていました。 本能寺の変を起こした明智光秀を討つことができず、豊臣秀吉に先を越された形となり、最期は切腹します。 本記事のタイトルにある「黒百合...
耳なし芳一と言えば、ご存知の方も多いでしょう。 映画やドラマ等にもなり、広く知られた怪談話の一つです。 平家滅亡と深い関わりのある伝説でもあるため、単なる創作話ではありません。 ここではそんな耳なし芳一の伝説を取り上げ、...