フィクションでも取り上げられることの多い「ポルターガイスト」。
ここでは日本で起こった事例や、考えられている原因などについてご紹介したいと思います。
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ポルターガイストとは?
「ポルターガイスト」…その語源はドイツ語で、日本語では「騒々しい霊」などと訳されます。
誰も手を触れていないのに家具や食器などの物体が動く、ラップ音がするなどの現象が起こり、果ては人体が宙に浮いたり、発火現象が起こったりすることもあるようです。
また、発生する家には子供がいることが多いと言われています。
ポルターガイストは、映画などでも度々題材として扱われています。
関係者が次々に亡くなったことでも有名な映画『ポルターガイスト』は、その筆頭と言えるでしょう。
日本で起こったポルターガイスト
語源がドイツ語ということもあり、ポルターガイストについては、「西洋のもの」という印象をお持ちかもしれません。
しかし、日本でもポルターガイストと見られる事件は、いくつか起きていると言われています。
江戸時代 ~池尻村出身の娘~
古い例では、江戸時代まで遡ります。
ある家で、池尻村という土地出身の少女を、下働きとして雇い入れたところ、食器が飛ぶ、天井に大きな石でも落としたかのような物凄い音がする、などの現象が起こり始めました。
ある人の「池尻村の娘を雇っているなら、村へ帰しなさい」という助言に従ったところ、ポルターガイスト現象はぴたりと治まったと言います。
平成 ~富加町の団地~
日本でのポルターガイスト騒ぎは、平成になってからも起こりました。
1999年から、岐阜県富加町の町営住宅で起こったとされる事例です。
物が飛ぶ、ラップ音がするなどの現象を、多くの住民が目撃したと言われています。
この事件はテレビでも報道され、多くのマスコミや霊能力者を名乗る人物がこの団地を訪れて、混乱した時期もあったそうです。
ポルターガイストの原因は?
ポルターガイストの原因として、いくつかの説が挙げられています。
幽霊の仕業とする説
ひとつはやはり「幽霊の仕業ではないか」という説です。
1984年にイングランドで起きた事例では、ポルターガイストを引き起こした幽霊から接触があったと伝えられています。
この事件では一般的なポルターガイストが起こったほか、複数の幽霊が、コンピューターを通じてメッセージを送ってきたと言われています。
ちなみに、映画『パラノーマルアクティビティ』では、ポルターガイストは悪魔の仕業ということになっていました。
超自然的な存在が引き起こしたという点においては、「幽霊の仕業」説に近いものがあるでしょう。
人間の仕業とする説
幽霊や悪魔ではなく、人間の仕業とする説もあります。
と言ってもトリックを用いたものではなく、無意識に超能力が発露したとするものです。
前述の「池尻村の娘」の例などは、彼女が超能力者だったのでは?と思わせるような内容になっています。
その他の説は?
ちなみにフィクションでは、冨樫義博氏の漫画『レベルE』で超能力説が採用されていました。
ポルターガイストの原因としては、ほかにも電磁気説、イタズラ説などが唱えられています。
まとめ
いかがでしたか?
様々な説はあるものの、歴史上、また世界各国で、この摩訶不思議な現象が存在したということは事実です。
オカルト好きの筆者としては、イタズラや虚言ではなく、幽霊や超能力が引き起こした超常現象であると信じていたいものです。
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