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神話の舞台を現代ギリシャに訪ねる:神々の頂「オリンポス山」はギリシャに実在!ただしガチの登山対象です!

オリンポス山、ミティカス
オリンポス山、ミティカス

ギリシャ神話の神々が集い暮らしているとされる場所が、オリンポス山。

あくまで神話の中の、架空の地名だと思っている方も多いのではないでしょうか。

ところがこのオリンポス山、普通にギリシャに実在する高峰であり、観光に行くことも可能なのです!

本稿のライターは子供の頃にギリシャに滞在していたことがあり、「現代ギリシャには神話ゆかりの地が残っているのか?」という観点のお話を、私の思い出に絡めながら何回かに分けてさせていただいております。

今回はこの神秘的な山、オリンポス山をご紹介させていただきますね。

「オリンポス山を観光で訪れたい」となったら、どういけばいいの?

この山は、ギリシャの北部、テッサリア地方というところにあります。

首都のアテネからはずいぶん北です。

飛行機でアテネに降り観光をした後、陸路をゆるゆる長距離バスで行くか、あるいは、いったん北部の都市テッサロニキまで飛行機で行って、そこからやはりバスで南下してくるかしかありません。

いずれにせよ、それなりの国内移動時間がかかる土地です。

バス移動で目標とすべきところは、リトホロという町。

これが、オリンポス山の麓にある町となります。

ホテルやレストランも充実した、山麓のおとなしいリゾート街というおもむきのところです。

ここまでたどり着けば、オリンポス山はもはや目の前です!

ただしオリンポス山は、ガチな登山向きの高峰です!

リトホロから眺めたオリンポス山
リトホロから眺めたオリンポス山

「そうか、そのリトホロという町まで行けば、あとはそこでお弁当を買って、スニーカーで散策すれば、オリンポス十二神ゆかりの風景を偲べるのか!」と早とちり方は、厳重注意を!

オリンポス山は、ギリシャ最高峰の山であり、その標高は約2,900メートル。

日本で言えば、北アルプスの白馬岳が、だいたい同じ規模の標高ですね。

つまり、本気で登ってみるなら少なくとも日本アルプスの高峰を相手にするくらいの覚悟は必要、というわけです!

漫画に出てくるような「山麓に十二個の神殿があって、その間を石段がつないでいて」というような、整備された場所ではございません。

難易度としては、日本の旅行会社もたまに「ギリシャのオリンポス山登頂にチャレンジしてみよう」というふれこみで、登山ツアーを組むこともあるようですね。

つまり、ガイドさんに案内されれば、いちおう素人でも登山は可能(岩壁をよじのぼる難所があるそうなので、「真の登頂」はベテラン向きですが)ということのようです。

ヒマラヤを相手にするような重装備は不必要ですが、富士山に登るくらいの覚悟と準備は必要、というところですかね。

そういえばオリンポス山、高さの規模だけでなく、「国を象徴する山」として地元に愛されているという意味で、ちょうど富士山に似ているポジションかもしれませんね。

オリンポス山をもし登ったら、どんな風景が広がっているのか?

海外旅行でギリシャに行った上に、登山までチャレンジとなると、時間も体力も相当に使う話。

なかなか思いつきで行ける旅程ではありません。

そこで実際に山上にはどんな風景が広がっているのか、調べられる限りで情報収集をしてみましたので、以下にてご紹介しましょう!

要所要所に登山客用の山小屋が整備されている

これは観光資源となっている高峰である以上、当たり前かもしれませんが。

半日で登頂できるような山でもありませんし。

でも「オリンポス山の上で宿泊できる」というのは、神話好きにはなかなか魅力的な話ではないでしょうか?

夜にはどんな雰囲気になるのか興味津々ですし、ひょっとしたら夢の中にギリシャ神話の神々が顕現してくれるかも!?

上に行けば行くほど霧がかかっていて、それはそれは神秘的

オリンポス山、ミティカス
オリンポス山、ミティカス

これは天気にもよるでしょうし、「高い山なら当たり前じゃないか!」と言われてしまうかもしれませんが、灰色の雲がかかる中に見える峻厳な岩壁という風景は、まさに「神の住まう場所」という雰囲気なのではないでしょうか。

とはいえ、山頂のほうには、転落すると本当に命を落とす岩壁の難所があるそうで、こんな景色を味わうことができるのはある程度登山に慣れた人のみの特権かもしれません。

海が近いので、天気によっては眼下に海の青を見渡せる

これもまた天気による話でしょうが、実際そんな風景が見えたらいいなあ、と思う次第。

ギリシャはだいたい、山と海とがとても近い印象がありますが、オリンポス山もその例に漏れないようですね。

オリンポス山を上から見る自信のない人は、素直に、下から見ましょう!

もっとも、登山に自信がないからといって、オリンポス山を楽しめないわけではありません。

前述したとおり、麓の町リトホロは、ホテルやレストランが軒を連ねる登山客向けの観光地。

その特徴のひとつが、スパ施設を設けているホテルがあること!

日本人的な発想かもしれませんが、霊峰を見上げる町でスパに漬かって温泉気分なんていうのは、あこがれてしまいますね!

とはいえ、ギリシャでいう「スパ」というのは水着で入るプールのようなもので、そもそも水温も「ぬるく」、日本人の好みにはあわないかもしれませんが。

まったくの思いつきですが、どこか日本の大手リゾート開発企業がリトホロに入って、日本人観光客をターゲットにした、露天風呂付き温泉旅館などを作ってくれないものでしょうか!?

「オリンポス山を見上げながら露天風呂にゆったりプラン! 温泉卓球も充実しております! ギリシャワインのみならず、日本の蔵元から取り寄せた銘酒各種取り揃えております!」

なんていう旅行パンフがあったら、ギリシャ神話好きの日本人からの予約がかなり殺到すると思うのですが。

……うーん、そんな空想をしてみたものの、保守的なギリシャでは地元と軋轢を起こしそうで、ちょっと無理かな、、、。

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