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幻の金属ヒヒイロカネの正体とは?

三種の神器(現物は非公開、画像は予想図)
三種の神器(現物は非公開、画像は予想図)

皆さんはヒヒイロカネというものをご存知ですか?

オカルト好きなら、一度は聞いた事があるかもしれません。

ヒヒイロカネは太古の昔に日本で採掘されたという幻の金属です。

天皇家に伝わる「三種の神器」に使われている金属だと言われているだけで、その実態は明らかになっていません。

これは実在するものなのか、そもそもどのようなものなのか、ご紹介していきます!

ヒヒイロカネとは

ヒヒイロカネとは「古事記」「日本書紀」より以前に書かれたとされる竹内文献(たけうちもんじょ)の中に書かれている、謎の金属のことを言います。

三種の神器に使われているとされており、超古代文明の遺産…オーパーツのような印象を与えている幻の金属です。

アトランティス大陸にあったとされるオリハルコンとたびたび同一視されますが、そのイメージは後年によって作られたものです。

近年では、某カルト教団が岩手県某所までヒヒイロカネを探しに行ったという話がありました。

ヒヒイロカネの特徴

ヒヒイロカネは金属のため、様々な特徴を持っています。どのようなものか整理してみましょう。

  1. 金より軽い
  2. ダイアモンドよりも硬い
  3. 熱伝導率が良い(ヒヒイロカネ制の茶釜で湯を沸かすなら、木の葉数枚を燃やせば良いというほど)
  4. 錆びない(腐食しない)
  5. 磁気を受けつけない
  6. 触ると冷たい
  7. 太陽のように輝き、表面がゆらゆらと揺らいで見える

以上のような特徴を持っています。

これだけ見ると、どんな金属なのか想像できませんね。

世界中に様々な伝説の金属が存在しますが、ヒヒイロカネはその中でも突飛な特徴を持っていると考えられます。

ヒヒイロカネの正体は?

このような多くの特徴を兼ね備えたヒヒイロカネは、実在するとしたらどんな金属なのでしょうか?

考えられるものをいくつか挙げて、検証していきましょう。

候補その1 チタン

チタンは腐食や錆びることがなく、非常に硬い金属ですが、強度が良すぎるために加工が難しいものです。

また、熱伝導率はあまり良くないため、ヒヒイロカネの候補としては強度と腐食しにくさ以外当てはまりません。

致命的なのが、日本で採れないため現在もオーストラリアや南アフリカからの輸入に頼っているという事です。

候補2 黄銅

銅と亜鉛の合金で、真鍮(しんちゅう)と呼ばれることもあります。

代表的な黄銅は私達が毎日使っている5円玉です。

キラキラと金色に光る様は「太陽のように輝く」という特徴と一致します。

加工のしやすさ、熱伝導率の高さが特徴ですが、5円玉を見てもらえれば分かる通り、錆びはしなくとも黒く腐食していく事があります。

近年では、オリハルコンの正体の一つに数えられている金属です。

候補3 ステンレス鋼

鉄にクロムを混ぜて作った合金です。

ステンレスの歴史そのものは非常に浅く、ここ100年ほどで作られたものです。

名前の通り錆びにくく、ステンレス鋼の種類によっては頑丈で磁気も受け付けません。

熱伝導率もアルミニウムや銅ほどではありませんが、鍋にも使われるくらいですので良い方です。

しかし、これが太古の昔にあったかと言うと少し難しいでしょう。

鉄を作る過程で偶然、奇跡の確率でステンレスが出来上がったということも有り得ない事ではありませんが、ヒヒイロカネの候補としては弱そうです。

まとめ

幻の金属ヒヒイロカネについて考えてきましたが、今のところ候補として最も現実味があるのは黄銅ではないかと考えられます。

しかし、三種の神器以外にヒヒイロカネで作られたというものが現存していませんので、詳しいことは未だに謎のままです。

いつの日か、この金属の正体が明かされることがあるのでしょうか?

その日が楽しみですね。

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