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世界遺産「厳島神社」が想像以上に凄い! 宮島・厳島神社に残るミステリーやおすすめポイントを徹底紹介

厳島神社の大鳥居
厳島神社の大鳥居

厳島神社は日本が誇る世界遺産です。

海風の吹き抜ける回廊で結ばれた朱塗り(しゅぬり)の社殿や海上の大鳥居の幻想的な風景は、世界中の人の心を捉えて離しません。

しかし厳島神社は、じつは表面的な観光だけではその奥深さを知ることはできません。

今回は厳島神社の見逃したくないスポットや、そのミステリーについてを一挙にご紹介します!

厳島神社と、その神社がある宮島とはどんな場所!?

厳島神社 境内 (遠景)
厳島神社 境内 (遠景)

厳島神社(いつくしまじんじゃ)は全国に500社ある厳島神社の総本社。

広島湾に浮かぶ宮島という島にある、荘厳で大きな神社です。

今私たちが目にする美しい社殿は、平清盛によって平安時代の末期に作られました。

「いつくしま」という名前は「神に斎く(いつく=仕える)」という言葉が語源となっており、平清盛の時代よりもずっと昔、神話時代から聖なる地とされてきました。

厳島神社のある宮島は、島そのものが神として信仰されています。

大鳥居がなぜ海にせり出した場所に建っているかと言うと、それは「島を傷つけることが無いよう」という理由だそうです。

昔の日本人の「神」に対する姿勢が表れていますよね。

また宮島は、大昔には人が住むこと自体が禁じられていました。

人が住み始めたのは鎌倉時代の末期からと伝えられており、今現在でもその時代から住み続けている家系があると言いますから驚きです。

今では旅館やお土産物屋、市役所の支所、小中学校などがあり、普通の暮らしが営まれています。

宮島は「安芸(あき)の宮島」とも言われ、日本三景のひとつとしても有名です。

また大鳥居は「日本三大鳥居」、社殿の平舞台は「日本三舞台」とされています。

厳島神社にいかに価値があり、古くから人の心を捉えてきたか……。

これだけ聞いても、ただの神社ではない匂いがプンプンしますよね!

大鳥居に残るミステリー

厳島神社の大鳥居
厳島神社の大鳥居

厳島神社のランドマークであり、世界的に有名な大鳥居は、高さが約16m、総重量約60トンです。

主柱には樹齢が600年にもなるクスノキが使われています。

現在の大鳥居は明治8年にできたものですが、このクスノキを探しあて、建てるまでになんと20年もかかったと言われています。

なお、この大鳥居は潮の満ち引きに合わせて様々な姿を見せてくれます。

満潮時には穏やかな海に浮かぶ幻想的な姿を楽しむことができますし、干潮時には潮の引いた海面を歩き大鳥居の真下まで行くことができます。

この海の満ち引きの周期は平均12時間25分。

干満の時間は毎日少しづつずれていくため、見たい姿が決まっている場合は、時刻を調べてから行くことをオススメします。

このように月の動きや自然のパワーを使って神のすみかを作り上げるというのは、なんとも日本人らしい考え方ではないでしょうか。

そして、大鳥居にもたくさんのミステリーが残っています。

まず干潮時に大鳥居の足元まで行けたら、鳥居の上に掲げられた扁額(へんがく、鳥居の高い位置にある神社名の部分)を見上げてください。

海側から見ると「厳島神社」と書かれていますが、逆に回って本殿側から見ると「伊都岐島(いつきしま)神社」と書かれているのが見えます。

なぜ表記が違うのか、その真相ははっきり分かってはいません。

ただ、厳島の語源は前述の通り神を「斎き(いつき)祭る」ということから来ています。

そこから古来は「伊都岐島」と称されていました。

それが平清盛によって作られた際に「厳島(いつくしま)」となったとされています。

武人であった清盛が平家の繁栄を願い神社を作った際に、厳しい自然と荒々しい神の姿に感情移入して、名前を「厳島」に変えたのかも知れません。

平清盛の肖像
平清盛『天子摂関御影』より

しかし、この神社には女神が祭られており、美しいその社殿や大鳥居の姿からは女性らしい華やかささえも感じることができます。

そのため、女神のいた神話時代の名残が「伊都岐島」という柔らかい語感の表記に残っているのではないでしょうか。

次に、大鳥居の左右の屋根の下を見上げてみましょう。

その屋根の東側には太陽、そして西側には月が刻まれているのが見えます。

これは東の太陽で鬼門を封じるという風水の思想から来たもの。

このように大鳥居は四面すべてに意味があり、足元まで行かないと見ることのできないポイントがあるのです。

海に浮かぶ大鳥居も幻想的で美しいのですが、干潮時に行くことができたらぜひ、大鳥居の上を見上げてみてください。

驚く逸話がたくさん!山自体がミステリアスな弥山

宮島には535mの弥山(みせん)という山があります。

厳島神社自体がこの山のふもとにあるので、観光で参拝したついでに登ったことがある人も多いでしょう。

しかしこの弥山、ただの山ではありません。

調べれば調べるほど、ミステリアスな山なのです。

まず、登山道もしくはロープウェイで到着する山頂には巨岩がゴロゴロ存在します。

この巨岩群はまるで巨人が空から遊びで積み立てたかのような、不思議な積み上がり方をしています。

弥山の山頂にある巨石群
弥山の山頂にある巨石群

そのため弥山は山岳信仰の聖地として信仰されており、山頂にはあの弘法大師(こうぼうだいし)空海が開山した霊火堂(れいかどう)というお堂があります。

そしてこのお堂には、なんと1200年もの間燃え続けている火があるのです!

お堂ではこの火で沸かしたお湯をいただくことができますので、山頂まで登ったらぜひ立ち寄ってみてください。

弥山のミステリーはこれだけではありません。

弥山の山中には「干満岩(かんまんいわ)」という岩があります。

この岩は標高500mを超える場所にあるにも関わらず、海が満潮のときには岩の穴から水があふれ出し、干潮になると水が乾くと言います。

そして不思議なのは、この水の匂いを嗅ぐと「お酒の匂い」がし、舐めてみると「海水のようにしょっぱい」とか。

じつはこの「燃え続ける火」「干満岩」のふたつの逸話は、「弥山七不思議」として伝わる話なのです。

弥山には古来からたくさんの不思議な話が残っています。

他の七不思議には「弘法大師が立て掛けた錫杖(しゃくじょう)が根を張った錫杖の梅」、「弘法大師が梵字(ぼんじ)を刻んだとされるマンダラ岩」、「旧正月の夜に宮島周辺の海上に灯る龍燈(りゅうとう)」、「天狗が鳴らすという深夜の拍子木(ひょうしぎ)の音」、「晴天でもいつも地面が濡れていた時雨桜(しぐれさくら)」の逸話があります。

ただ登って下りてくるだけではもったいない弥山。

神々の息づく雰囲気を思い切り味わいましょう。

明治時代、伊藤博文が「宮島の神髄は弥山にあり」と言っただけのことはありますよ!

厳島神社に祭られている神様と、そのご利益

厳島神社にお祭りされている神様は

  • 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
  • 田心姫命(たごりひめのみこと)
  • 湍津姫命(たぎつひめのみこと)

の三神です。

この三神は女性なので、カップルで参拝するとやきもちを焼かれてしまうと言われています。

まさかそのせいで恋人同士が別れることは無いと願いますが、確かに厳島神社のご利益の中に「恋愛運」「縁結び」といったものは見受けられません。

三女神は気高く、気品に溢れたお姿をしています。

そのためお参りをすることで邪気を洗い流し、不要なもの・不浄な気を消し去ってくれると言われています。

厳島神社の主なご利益は「国家鎮護(ちんご)」「航海守護」「芸能上達」の三つとされています。

特に芸能に関しては「人気運アップ」の力が強く、芸能人や古典芸能を仕事にする人たちから絶大なる信頼を受けています。

また「美を生み出すことに努力する」人にもご加護が大きいため、ファッションやメイクアップ、アーティストなどクリエイティブな仕事をしている人がお参りすると、いいご利益を受け取れるかも知れません。

参拝のときに注意したいのが、謙虚な気持ちでお参りをするということ。

そうでないと、お願いが逆効果になってしまうと言われています。

神聖な厳島神社で自分勝手な態度を取る人もいないとは思いますが、自然や神に大いに感謝をして、素直な気持ちでお参りをするようにしましょう。

また、開運や勝負運が欲しい人もぜひ厳島神社に行きましょう。

ここは平清盛が創建した、武運に強い神社です。

清盛自身も10回ほど参拝に来ているという記録が残っていますし、それにより「自身も平家一門も繁栄した」と納めた経文の願文に書いているほどです。

最後に、厳島神社のすぐそばにある大願寺(だいがんじ)にもお参りをすることをおすすめします。

ここには弁財天(べんざいてん)がお祭りされており、金運や芸能運はもちろん、厳島神社で受け取ったご利益を倍増させてくれるとか!

見逃さずに立ち寄りたいですね。

神様の通る道がある厳島神社

パワースポットという言葉が定着し、その地を巡ることがブームにもなっています。

しかし、パワースポット巡りは現代だけのものではありません。

日本には各地に「霊場(れいじょう)」や「神の住む地」がたくさんあり、はるか昔からその不思議なパワーを得るためにたくさんの人が訪れていました。

そしてパワースポットとしての厳島神社の力は絶大です。

まず宮島そのものが聖域とされているため、海を渡り島に足を踏み入れるだけでも、もう結界の中に入ったことになります。

厳島神社が海のそばにある理由は、海の浄化力を使って神域としての価値を守り続けるためだとも言われています。

また厳島神社には、神様の通り道が何か所かあります。

その中でも大きな力があるのが、本殿の裏にある「後苑(うしろぞの)」です。

ここは神社の中でも特別な場所とされており、一切の立ち入りが禁止されています。

そしてその森の中には「不明門(あかずのもん)」があり、この門は弥山から神が往来する道でもあるため「絶対に」開いてはならないとされているのです。

もうひとつの神の通り道は、本殿から大鳥居に抜けるラインです。

敏感な人が見ると、そのラインにはスッと光の筋が見えるとか。

その光の先には神界への入り口があると言いますから、厳島神社で神を感じることができる理由が分かりますよね。

このように厳島神社にはいくつかの「神の道」があります。

神々はこのルートを使って神界と人間界を行き来しています。

そして、本殿を始めとする社殿は、これらの流れを綿密に計算して建てられています。

本社拝殿内部
本社拝殿内部

昔の人は、今よりも神に近かったのかも知れません。

まとめ

威厳と美しさに満ちた、厳島神社。

その自然と一体になった神のいる風景に、参拝した人はみな魅了されてしまいます。

その境内に入るだけでもパワーを受け取ることができますが、せっかくならお参りのポイントやミステリアスな場所を押さえて行ってみましょう。

神社とは、人間が神に近づくことを許された特別な場所です。

その中でも格が高くたくさんの良い気が流れている厳島神社で、心を澄ませて神々を感じてみてください。

きっといい運気がやって来ますよ。

画像出典:Wikipedia

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