これまで知られているマイクロチップの用途とは、ペットがいなくなっても捜索しやすかったり、渡り鳥の生態を調査できたりといった、主に動く個体の管理を目的としていました。
それがモノや商品であればバーコードとなり、品質管理とともに物流管理も行っていることは、もはや一般的です。
その中で静かに進行している計画が、全人類にマイクロチップを埋め込んで管理をするという「人類マイクロチップ計画」です。
その全貌とはいったいどのようなものなのでしょうか?
自由という檻の中の管理体制
会社や学校という組織を考えてみてください。
人が集まれば、そこに何かしらの統制を取る必要がでてきます。
会社であれば利益を生むための事業としての統制、
学校であれば教育を浸透させるための規律としての統制、
これらは頂点にある意志(人または組織)が管理することで、その統制を維持できるようになります。
全員の動きから意識に至るまで把握したいという思いが生じるのは、古今東西、その歴史を見ても一目瞭然です。
それは自由を保障された民主主義でも依然残っており、じつは現代社会こそ、自由という名の下で行われている管理体制の中で生活をしていると言えます。
日本国憲法でも自由権として明記されている、思想、信教、表現、居住、学問、職業選択などは基本的人権として定められています。
しかし治安や犯罪の抑制といった公安という観点に立てば、いくら自由権を保証しているとはいえ、過激な思想や行動は事前に察知して抑え込みたいと思うのは当然のことです。
これは、経済の観点から見ても同様のことが言えます。
今、日本という国の借金は1000兆円オーバーの、先進国の中で断トツの赤字大国になっています。
国としては後世にこの借金を少しでも残さないためにも、この赤字体質から脱却したいと考えています。
しかし一部の借金を返済してもまた国債を毎年発行し続け、結果的には更に借金総額が増えていくという負のスパイラルに陥っているのが現状です。
それでも日本が財政的に破たんしないのは、国の発行する国債の購入先のほとんどが日本の銀行(国内消化率が高い、つまり外国人は日本の国債をほとんど購入していない)だからです。
その背景には、日本の全個人金融資産の合計は1800兆円以上あるからなのです。
詳しいことは別の機会に譲るとして、簡単に言えば日本という国の借金1000兆円は、国民の個人金融資産を使えば差引800兆円ものおつりがくるという試算が成り立ちます。
つまり経済の面から見ても、個人の金融資産状況などを国が完全に把握したいという思惑が生まれてきて当然なのです。
これは日本に限ったことではなく、世界各国の思惑であるといえるでしょう。
完全管理に向けた施策の準備
このように見ると、世界は徐々に個人を完全管理する方向に進みつつあると言えます。
例えばキャッシュレス化。
これはICカードやスマホといった携帯端末を財布代わりにして、現金を持たなくて済むという便利さをアピールしています。
小銭で財布が膨れ上がることもなければ、財布そのものを紛失してしまう恐れもなくなります。
便利そのもののように感じますが、実は現金残高をデータ化することで、個人の資産状況を管理しやすくしているのです。
タンス預金やへそくり、隠し財産といったデータ化できなかった財産も、キャッシュレス化することで浮き彫りに出来ます。
そもそも国が電子マネーのみでの流通しか認めないようにしてしまえば、その目的は簡単に達成してしまうことでしょう。
そもそもお金というものは、その国が発行し保証している「信用保証券」であって、その国がその流通の仕方までも決められます。
しかし、一気に現金使用を制限し電子マネーのみにしてしまうと混乱が生じるため、現段階ではキャッシュレス化を徐々に進めているということなのです。
電子マネーに限らず、古くは国税調査や近年のマイナンバー制度も管理目的です。
今では街中に設置された監視カメラ、ネットワークを管理するIOT技術、人の行動までをも決定づけてしまうAIといったものも、ある意味人の動きや考えを管理したいという流れに沿って開発された技術の一部だといえるでしょう。
マイクロチップインプラントの実態

アメリカでは既に50万人以上がマイクロチップを埋め込んでいるとかいないとか……。
マイクロチップを人体に埋め込むことを「マイクロチップインプラント」と称してCMも流れているアメリカです。
その数字もまんざらではないはずです。(当時の為替レートで言えば日本円でだいたい2万円くらいで出来ます)
そもそもマイクロチップとはICチップのことで、人体に埋め込むマイクロチップは米粒ほどの大きさです。
一般的には手の親指と人差し指の間の骨のない部分に、専用の注射器で人体に指して埋め込みます。
痛みも注射程度で、一瞬のうちに埋め込みが完了します。
イギリスのウイリアム皇太子も12歳の時にマイクロチップインプラントを行ったことを公言していますし、アメリカの軍隊では「ブレインマシン・インタフェース計画」と称して全兵士にインプラントを行っているとも言われています。
メリットがあるからCMも流れるわけですし、利用者も増えているのですが、ではこのマイクロチップインプラントによる利用者のメリットとは何なのでしょうか?
究極の完成形は全人類のマイクロチップ化
マイクロチップインプラントを行った人は、チップ内に個人認証や個別認証キー、預金データといった情報が管理されますので、手ぶらで生活が出来ます。
公共交通機関の利用やオフィスの入退室はもちろん、買い物、娯楽、移動など生活のすべてが手ぶらになります。
「自宅の鍵を無くしてしまい入れなくなることや、財布を落としてしまい支払いができなくなることももうありません。おめでとうございます。これであなたはアップグレードされました!」
こんなキャッチフレーズでマイクロチップインプラントを推奨する流れになりつつあるのです。
しかし、そこには完全なる個人情報の管理が含まれているのです。
あなたがどこでいつ何をしているのかも把握できますし、いくら稼いでいくら使っていくら持っているのか、何を考え何を思い、あなたが次に何をしようとしているのか・・・何もかもすべてが筒抜けの状態になるのです。それが良いか悪いかは別として。
全世界を支配しようともくろんでいる特定の意志があるのであれば、この全人類のマイクロチップ化は絶対的かつ究極の方法として選択されることは間違いないといえるのではないでしょうか?
まとめ
ナチスのヒトラーが、かつてこんな予言をしていました。
2039年には人類のほとんどが完全に受け身のロボット人間になっているであろう・・・
ヒトラーは何を根拠に、そして何を思ってこの予言を残したのか、今では知る由もありませんが、その方向に確実に向かっているということが分かりますね。
人類のマイクロチップ化計画は、水面下で静かに着々と進行している・・・これだけは間違いないことだといえるでしょう。
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