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【円卓の騎士】モードレッド

  • 種別:円卓の騎士
  • 親族関係:アーサーの子

アーサーと義姉モルゴースとの過ちの結果生まれた呪われた子。最終的に父アーサーに背き、その死の原因を作る。

アーサーの宿敵であり実の子「モードレッド」

アーサーの最後の敵モードレッド
アーサーの最後の敵モードレッド(ヘンリー・フォードによるアンドリュー・ラング『アーサー王と円卓の物語』(1902年)の挿絵)

10世紀に書かれた「カンブリア年代記」という書物に「カムランの戦いにおいてアーサーとメドラウトが戦死した」という記事がある。

このメドラウトが後にモードレッドとされたらしい。

「カンブリア年代記」においてはアーサーの甥であるとされたが、アーサーと対立していたのか、アーサーと共に戦って戦死したのかは不明である。

後のアーサー王伝説においては、モードレッドはアーサーと異父姉モルゴースとの子であるとされる。

マロリーの「アーサー王の死」では、アーサーは出会った時に相手が自分の姉だとは知らなかったが、モルゴースは秘密を知っていたのではないか、と解釈できるような書き方がされている。

モードレッドは5月1日の生まれで、魔法使いマーリンは「5月1日生まれの子が国を滅ぼす」という不吉な予言をしていた。

このため、アーサーは国中の5月1日生まれの子を集め、船に乗せて流すという行為をしている。

船は途中で沈没し、他の子はすべて死んだが、奇跡的にモードレッドのみは生き残り、成長後円卓の騎士の1人となる。

ちなみに、特定の誕生日に生まれた子を集めて皆殺しにしたり、船に乗せて流したりする話は、聖書に起源を求めることができる。

アーサーとランスロットとの戦いが始まった時、モードレッドは「アーサーが死んだ」との誤報を流し、グィネヴィアを娶って王になろうとする。

この知らせを聞いたアーサーは瀕死のガウェインらとともに軍を反転させ、モードレッドとの決戦に臨む。

アーサー王はモードレッド卿を討ち果たすが、自身も深手を負う(アーサー・ラッカム画、Wikipediaより)
アーサー王はモードレッド卿を討ち果たすが、自身も深手を負う(アーサー・ラッカム画、Wikipediaより)

決戦の場においてモードレッドは一騎打ちでアーサーの兜をたたき割ることに成功したが、それと同時にアーサーの槍で腹を突き抜かれて絶命する。

留守を狙っての決起だとはいえ、それなりの味方を得ることができたのは、それだけアーサーの宮廷にランスロット討伐に不満を持つ騎士が多かったためではないか、と想像できる。

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