シェイクスピアの「真夏の夜の夢」に登場する妖精たちから、その正体を探っていくこちらの連載記事。 前回までで、物語のあらすじ、妖精王〈オベロン〉、妖精女王〈ティターニア〉いたずら好きの妖精〈パック〉の起源を紹介してきました...

前回の記事で紹介したように、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」の物語は、人間の若者たちと妖精たちが繰り広げるドタバタ劇です。 物語の軸になるのは人間たちの恋事情ですが、実際に話を進めていくのは妖精たちです。 美しいインドの...

フェアリー・ビリーフ（妖精信仰）。 それは途方もなくとおい昔からいまに伝わる、記録にも残されていない古の信仰。 インド・ヨーロッパ地域で広く信じられてきたこの生きものは、人間よりはるかに強い力をもつとされ、そのために恐れ...