連日、観光客でごった返す京都には、魅力的な神社がたくさんあります!
歴史の古い神社や有名な祭がある神社など、それぞれ違った顔を持っています。
そこで今回は、京都を知り尽くす関西在住のライターが、『京都に来たら絶対立ち寄ってほしい!』と感じるオススメ神社3社をたっぷりとご紹介します!
Contents
【第三位!】「車折神社」は数多くの芸能人がお参りするご利益たっぷりの神社!
車折神社(くるまざきじんじゃ)は京都市右京区にあり、嵐電(京福電車)・車折神社駅を降りてすぐ目の前にあります。
車折神社のご祭神は清原頼業(きよはらよりなり)という平安時代の儒学者です。

頼業は日本と中国の文学や言語に詳しく、外記(朝廷の書記)の中でも上位の「大外記」を24年間も務めた大変優秀な人物です。
車折神社は頼業の功績から「学業成就」「試験合格」にご利益があります。
また、頼業は「その才、神というべく尊ぶべし(彼の才能は神のように尊いものだ)」と絶賛され、他の人と比べものにならないほど完璧だったことから、「決まった約束を守ってくれる」神社として広く信仰されていました。
そのため、集金や恋愛で交わした約束を守り、成就や進行を助けてくれると言われています。
そんな車折神社がなぜ、芸能人に人気なのか?
それは境内にある「芸能神社」にあります!

ご祭神は、芸能・芸術の運気をUPさせてくれるアメノウズメ(天鈿女命、あめのうずめのみこと)です。
以前、女優の波瑠さんがここにお参りしました。
すると、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の主演に決まったといいます。
そう、ご利益は絶大なのです!
そして、とくに目を引くのは、芸能神社の周りにある芸能人たちの名前が書かれた玉垣(たまがき)です。

テレビや雑誌のロケ、またプライベートで訪れた芸能人の皆さんが玉垣を奉納しているのです。
「あの俳優が!」「あの歌手が!」と見つけるのも参拝の楽しみで、あちこちで写真を取っている参拝客の姿があります。(くれぐれも他の参拝客のご迷惑にならないようにお願いします!)
近年では、芸能人の方々がテレビや雑誌等で参拝することが増えたため、車折神社の名はさらに広く知られるようになりました。
ただ、「車折神社=芸能神社」だと誤解する人が多いようで、芸能神社だけお参りする人も増えているそう……。
芸能神社はあくまでも車折神社の摂社(本殿に祀られている神様と縁が深い神社)なので、”主”である車折神社への参拝は欠かせません。
車折神社の社務所は、参拝時に本殿をお参りしてから芸能神社にお参りするように奨めていますので、ぜひ本殿からお参りしてください。
また、車折神社は太秦や嵐山まですぐに行くことができるので、京都観光にはもってこいの神社です!
ぜひ、金運・恋愛運・芸術運をアップさせたい方はお参りしてみてくださいね。
【第二位!】下鴨神社は女性に訪れてほしい神社!

京都市左京区にある下鴨神社は、正式名を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といいます。
京阪電車・出町柳駅から徒歩12分のところにあります。
ここは、京都三大祭りのひとつ「賀茂祭(通称 葵祭)」が有名な神社です。
下鴨神社のご祭神は、カモタケツヌミ(賀茂建角身命、かもたけつぬみのみこと)とその娘・タマヨリヒメ(玉依姫命、たまよりひめのみこと)です。
カモタケツヌミは、日本サッカー協会のシンボルマークであるヤタガラス(八咫烏、やたがらす)だと言われています。
日本最古の歴史書「古事記」によると、カモタケツヌミは初代天皇・神武天皇が東征(九州の高千穂から東に向かい、大和国を討って世を平らげた説話)する際にヤタガラスに化身し、道に迷った神武天皇を導きました。

その後、神武天皇は無事に大和国に入って敵を倒し、初代天皇に即位しました。
そのことから、下鴨神社は「導きの神様」「勝利の神様」と言われています。
そして、特に女性に訪れてほしいのは境内にある「河合神社」と「相生社(あいおいしゃ)」です!
河合神社のご祭神はタマヨリヒメで、磨かれた玉のように美しい女神さまであることから、「日本第一美麗神」と言われています。

女性を守る神社で、世にも珍しい”なりたい顔を描く”鏡絵馬というものがあります!
女性の方々はぜひ、河合神社で美麗パワーをいただきましょう!
そして、相生社のご祭神は「ムスヒノカミ(産霊神、むすひのかみ)」で、「結びの神様」と言われています。

相生社の左側には2本の木が1本に結ばれた「連理の賢木(れんりのさかき)」があり、さらに根本には小さな子供の木があります。
そのため、相生社は「縁結び」「安産」「子育て」「家庭円満」のご利益があると言われ、たくさんの参拝客で賑わいます!
こちらにも特有の絵馬があり、女性たちが良縁祈願のために奉納しています。
下鴨神社の創建は紀元前と言われているので、その歴史ある雰囲気をぜひ堪能してくださいね!
【第一位!】八坂神社はたくさんのパワーをいただける京都最強の神社!

京都市東山区にある八坂神社は、京阪祇園四条駅から徒歩5分のところにあります。
京都三大祭りのひとつ「祇園祭」が有名な神社です。
ご祭神はスサノオ(素戔嗚命、すさのおのみこと)とその妻・クシナダヒメ(櫛稲田姫命、くしなだひめのみこと)、間に産まれた8人の子供の八柱御子神(やはしらのみこかみ)です。

スサノオは、日本神話の中でも最高神と言われるアマテラス(天照大御神、あまてらすおおみかみ)の弟で、元々は海原を守る神様です。
しかし、日本神話の中では、スサノオは暴れん坊で姉や父を困らせた神様でもありました。
神様の住む世界を追放されたスサノオは地上に降り立つと、ヤマタノオロチという怪物に生け贄にされそうになっているクシナダヒメと出会いました。
そして、ヤマタノオロチを倒したのちに結婚し、8人の子供をもうけました。
そのため、八坂神社は「厄除け」や「縁結び」「家庭円満」「家内安全」と、ご利益がたくさんあるのです。
また、境内にはスサノオに関する神社がたくさんあります。
その中でもオススメは、本殿から見て左側にある「悪王子社」です。

神社の名前に「悪」がつくなんて恐い印象を受けますが、この「悪」は「強力」という意味があります。
そして、悪王子社にはスサノオのアラミタマ(荒御魂、あらみたま=神様の荒々しい魂)が祀られています。
怪物を倒したスサノオですから、ここぞという時に強力なパワーをいただけるかもしれませんね!
まとめ 京都に来たら絶対訪れるべき!
いかがでしたでしょうか!
今回は、京都に来たら絶対に訪れるべきオススメ神社を3つご紹介しました。
どの神社も京都市内にあり、アクセスも大変便利です!
華やかだけど、厳かな雰囲気もあり、身が引き締まるような気持ちにさせてくれる神社ばかりです。
きっとそのパワーを感じ取れるでしょう。
京都に来た際にはぜひ、3つの神社にお参りしてくださいね!
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